アオジ(スズメ目ホオジロ科)
 アルタイ山脈西部からオホーツク海沿岸、南千島、アムール、サハリン、中国北東部、モンゴル、朝鮮半島北部、中国南西部で繁殖し、冬季は台湾、中国南部、インドシナ北部、ブータン、ネパールへ渡る。
日本では、北海道では平地〜山地までの幅広い場所で、本州以南では山地でのみ繁殖する。冬は根雪のない暖かい地方へ移動し、市街地の公園や庭先でも普通に見られる。

特 徴 雄は頭上と耳羽は暗緑灰色で、目先と喉は黒い。不明瞭な顎線がある。上面は緑灰色で、背には黒褐色の縦斑がある。尾中央1対の尾羽のみ淡い栗褐色で、他5対は黒褐色で、外側2対に白斑がある。嘴は上嘴が暗褐色、下嘴は淡褐色で、先端は暗褐色。
雌の頭上と耳羽は黄緑褐色で、褐色の斑がある。喉は淡黄色。淡黄色の眉斑と頬線がある。上面は生り褐色味賀強く、下面は雄より黄色味が淡い。

鳴き声、地鳴き「ジッ」 
囀り「チョッピンチーチュルリー」

生息場所 繁殖期は山地から亜高山の明るい林・林縁。非繁殖期は平地から低山の林縁。藪、公園、人家の庭。
藪を好み、地上を小刻みに跳ね歩いて草の実を食べる。頭の羽毛を立てて周囲を警戒し、人が近づくとすぐに藪へ逃げ込む。雄は繁殖期に高木の上や電線などの目立つところでに止まって、澄んだ声でさえずる。番で縄張りを持ち、地上か低木の枝に営巣する。

大きさ、全長 16p、翼開長 22p

♂(撮影2006年01月22日)

♂(撮影2006年03月25日)
♀(撮影2006年12月05日)
♀(撮影2007年02月03日)

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