(撮影2006年01月29日)
キクイタダキ(スズメ目ウグイス科)
 ヨーロッパ北部から中部、小アジア、コーカサス、天山山地、アルタイ山地、ヒマラヤから中国中部の山地、ウスリー、サハリンなどに分布する。
日本では、本州中部以北で繁殖する他ね冬鳥として全国に飛来する。

特 徴 雌雄ほぼ同色。上面はオリーブ褐色。雄は頭頂は黄色で、内側に朱色の斑があるが、朱色部は黄色い羽に隠れて野外では見えないことが多い。側頭線は黒く、黄色の頭頂を取り囲んでいる。眼の周囲は淡褐色。三列風切外縁が白く、目立つ。大雨覆及び中雨覆の先端にも白斑があり、目立つ。
雌は、頭頂の朱色の斑がない。

鳴き声、囀り「ツチツチツチツチツチ、ツリリリ(金属的な高い音で早く鳴く)」

生息場所 平地から亜高山の針葉樹林。針広混交林にいる場合でも針葉樹を好む。日本で一番小さい鳥。
枝から枝えと忙しく飛び回って、蛾の幼虫や昆虫、クモなどを捕食する。停空飛翔して、枝先にいる虫を捕らえることも多い。秋に山麓や丘陵、暖地へ移動して越冬。カラ類の群れに混じっていることもある。
和名は頭頂の黄色い羽毛が菊の花びらを載せたように見えることからつけられた。

大きさ、全長 10p
      翼開長 15p
(撮影2008年02月05日)

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