(撮影1999年07月25日)三俣蓮華岳で
ライチョウ(キジ目ライチョウ科)
 ユーラシア及び北アメリカの亜寒帯と寒帯、グリーンランド、ピレネー山脈、アルプス山脈に分布。
日本ではね留鳥として北アルプス
・南アルプス・新潟県焼山及び火打山に分布。冬は亜高山帯に下る。

特 徴 頭部、体上面、胸は黒褐色で黒い斑がある。翼と体下面は白い。眼の上に大きな赤い肉冠がある。
雌は、黒と白の黄褐色の細かい横斑がある。眼の上の肉冠は小さい。冬羽は黒い尾を除き全身が白い。雄の眼先は黒い。

鳴き声 繁殖期の初めには、縄張りを確保するために、雄はケルンや岩の上、ハイマツの梢などに止まって、カエルの声を濁らせたような、「グァグァグァ」と聞かれる異様な声を出す。
雛は「ピィーピィー」とヒヨコのように鳴く。 
雌は「コッ、コッ、コッ」とメンドリのような声で鳴く。

生息場所 高山のハイマツ帯。
特別天然記念物として特殊鳥類にしていされているが、高山帯での観光開発の影響で減少した地域もある。
年間を通じてハイマツ帯にと高山帯に棲息し、地上を歩きながら植物の葉、実、花などをついばんで食べる。
繁殖期にはつがいで生活し、ハイマツの根元などの地面を掘り凹めて植物の葉を敷き営巣する。産卵期は5〜7月、卵数は5〜7個。孵化した雛はすぐに親の後をついて歩き、良く砂浴びをする。
冬季は純白の羽色となり、高山帯をあまり離れず、深い雪の中で過ごす。脚をおおう羽毛はかんじきの役目を果たし、白い羽色はカムフラージュであると同時にね体から熱が逃げるのを少なくする効果があるという。

大きさ 全長37p 翼開長59p



(撮影2006年05月06日)沢グルメさん撮影

(撮影2003年07月31日)雲ノ平で

もとのページに戻るには、ブウラウザの<戻る>をクリックしてください。