ヒクイナ(ツル目クイナ科)
 インドから東南アジア、中国、朝鮮半島にかけて分布。北に分布するものは冬は南下する。
日本では、主に夏鳥とて北海道から九州にかけて渡来。本州中部以南では越冬するものもいる。

特 徴 頭部から腹が赤褐色。下腹とした尾筒は白と黒褐色の横縞模様。体上面は一様に暗緑褐色。黒い嘴。赤い足。
幼鳥は羽色が淡く、顔から腹は白っぽい。

鳴き声 繁殖期にはキョッ、キョッ・・・と続けてなく。途中でテンポが速くなる。他にキョッとかブルルという声も出す。

生息場所 水田、湿地、河川、湖沼。
東海地方以西の暖地では、割合多く越冬していると思われる。
 湖沼、川、水田などの水辺や芦原など湿った場所に好んで棲息し、繁殖期にはつがいで、非繁殖期には単独で生活する。他のクイナ類同様非常に警戒心が強く、日中はほとんど姿を見せないが、雨の日などには日中でも姿を見せることが多い。
 水辺のイネ科植物などの株の中にアシや草の枯葉で皿形の巣を作り、一般に5〜9個の卵を産む。孵化した雛はクイナと同じような黒い綿羽に包まれている。朝夕に草むらの近くで昆虫などの動物質を好んで食べ、植物の実なども時々食べる。

大きさ 体長23p
      翼開長37p
  (撮影2006年05月11日)

(撮影2006年05月14日)

(撮影2010年04月11日)

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