ハチクマ(タカ目タカ科)
 ヨーロッパから小アジア、バイカル湖を経てロシア極東南部、中国東北部、インドから東南アジアで繁殖し、アフリカ、東南アジアで越冬する。
 日本では、夏鳥として九州以北に渡来する。

特徴 羽色は固体変異が著しい。
雄は翼下面では風切に2〜3本のやや太くて黒っぽい帯がある。虹彩は暗色または暗赤色。頬は灰色。
雌は翼下面の風切が雄より細く、黒っぽい帯がある。虹彩は黄色。
幼鳥は飛翔時、初列風切最外の1〜5、6枚は黒くつぶれて見える。
成鳥、幼鳥ともに、飛翔時に首が長いため、翼前縁から頭頸部が突き出したように見える。
翼は体に比べて長く、翼幅は広い。尾はやや長く円尾。

鳴き声 ピーエーなど。

生息場所 低山から山地の林。
 主にハチの幼虫やさなぎを捕食しカエルやヘビなども捕まえる。クロスズメバチなどのジバチ類を好み、ジバチの行動を見張って巣の入り口を探し、地下にある巣を足の爪で掘り起こしす。

大きさ 全長 ♂57p、♀61p。 翼開長121〜135p。
  (撮影2008年09月28日)

左下の尾羽の丸いのがハチクマ(暗色型幼鳥)で、右上はモビングするトビ。

(撮影2009年09月20日)

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