コマドリ(スズメ目ツグミ科)
 サハリン、南千島で繁殖し、中国南部で越冬する。
 日本では北海道から九州の山地で繁殖する夏鳥。主に山地の沢沿いの森林に住み、林床にササ類が密生する場所や、苔むした岩場などを好む。素早い動きで地上にいる昆虫やクモ、ミミズ等を捕らえて食べる。茂みの中で行動するので、その姿を見ることは難しいが、繁殖期には樹上で良く囀る。駒鳥という名は「ヒンカララ」という声量の豊かな囀りを、馬のいななきに聞きなして付けられた。
伊豆諸島や屋久島では、亜種タネコマドリが留鳥として生息する。

特徴 雄は頭部と胸は赤橙褐色。背から翼、尾までは橙褐色。腹以下の下面は黒灰色で、胸との境界付近は黒っぽい。
雌は全体に色が淡く、頭部は橙褐色。腹以下の下面は灰褐色で、胸との境界は不明瞭で褐色味がある。

鳴き声 囀りはヒン、カララララ。地鳴きはツン、ツンまたはクッ、クッ。

生息場所 亜高山のササのある針葉樹・針混交林。

大きさ 全長 14p。

♂ (撮影2009年04月13日)

(撮影2010年04月21日)

(撮影2010年04月21日)

(撮影2012年11月12日)

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