コウノトリ(コウノトリ目コウノトリ科)
ロシアと中国の極東地域(主にアムール川流域)を主な繁殖地とする鳥で、その数は約2,000羽と推定され、絶滅が危惧されています。
極東地域で繁殖したコウノトリは、中国揚子江周辺とポーヤン湖、さらに台湾、韓国、日本に渡り越冬することもあります。
日本では以前は繁殖していたが、野生のものは1971年に絶えてしまい、現在は稀な冬鳥として見られるだけ。記録は北海道から南西諸島まで各地である。
多摩動物公園では、中国から譲り受けて人工飼育を続けていた結果、1988年に国内初の人工繁殖に成功した。
以降も保護増殖の努力が続けられ、2002年(平成14)には保護下での飼育数が100羽を超え、また同年8月5日には兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園が開園(豊岡市)しました。
平成17年9月、コウノトリの試験放鳥が始まっています。

今回撮影した個体は足管等をつけていないので本当の野生のようです。

特 徴 全身が白い。風切は黒い。嘴は太くて長く黒い。長くて赤い足。虹彩は淡黄色。眼の周囲は赤い。雌雄の区別:一般にオスはメスより大きい。

鳴き声 成鳥は声を出しませんが、クチバシをカタカタとならすクラッタリングをします。

餌生物 動物食で、ドジョウ、フナなどの魚類をはじめ、カエル、ミミズ、バッタなどの生きた小動物も餌とします。

生息場所 湿地、湖沼、水田、農耕地。

大きさ 全長約110〜115cm、翼開長160〜200cm。           (撮影2009年05月15日)
豊岡で放鳥されたコウノトリです。  (撮影2012年10月29日)

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