イワヒバリ(ススメ目イワヒバリ科)
 ヨーロッパ南部からイラン・中央アジア・ヒマラヤ・東シベリア及び極東南部・中国・台湾で繁殖。一部は冬季南方や低地に渡る。
日本では本州北部及び中部の高山で繁殖。冬は低山から亜高山に移動する。

特徴
雌雄同色。頭部から胸にかけて暗灰色。眼の下と喉に小さい白斑がある。腹以下の下面は栗茶色で淡褐色の縁取りがある。翼と尾は黒褐色で、茶褐色の縁取りがある。初列雨覆・大雨覆・中雨覆の先端に白斑がある。嘴は黒っぽく、基部は黄色。足は橙褐色。

頭上、背、腰は灰色。過眼線は黒い。初列風切及び次列風切の基部と、次列風切及び三列風切の先端が白く、静止時に二つの白斑となって見える。
尾は黒くて長い。外側尾羽の2対は白い。喉以外の下面は白い。尾を円を描くようにしてよく振る。初列風切の突出は長い。

鳴き声 さえずりはキョリキョリヒッ、キョリキョリチッ。地鳴きはキョン、キョン、キョッ、キョッなど。

生息場所 岩場

大きさ、全長 17〜19p

 (撮影2012年07月30日)