シロガシラ(スズメ目ヒヨド科)
 アジア中部,南部,ハイナン(海南)島,タイワン(台湾),インドシナ半島北部に分布する。日本では八重山諸島に留鳥として生息するほか,沖縄島に台湾から人為的に移入されたと思われる亜種不明の鳥が野生化している。台湾では普通の飼鳥で,ときどき日本にも輸入される。村落付近の低木林や耕地にすみ,「ぴょ,ぴょ,るー」と聞こえる美しい声でさえずる(→さえずり)。沖縄島では農作物に被害を与え,駆除も行なわれるほど増えている。

特徴
雌雄同色。頭部は黒岳褐色。眼の後ろから後頭に大きな白斑がある。冠羽は短い。喉は白い。翼及び尾の外弁黄褐色。胸は灰褐色。腹以下の下面は汚白色。
上面は褐色で、汚白色の班がある。眉班は白い。嘴は細長く、下へ湾曲する。内側風切に黄褐色の班がある。尾は黄褐色で長く、くさび尾。下面は白い。木の幹に縦に止まることが出来る。

鳴き声
さえずりはピキョ、ピキョビューの他、ブキッキョビュー等色々な声を出す。地鳴きはビャッ、ビャッやジャッジャッ等。ピヨピヨピヨピヨ・・・とかん高い声で続けて鳴くことがもある。

生息場所
山地から平地の林縁・農耕地・市街地。

大きさ  全長 18~19㎝
                          (撮影2018年11月15日)
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