(撮影2005年08月18日)
(撮影2006年05月11日)
ホオアカ(スズメ目ホオジロ科)
 ヒマラヤ西部、中国北東部及び南部、シベリヤ南東部、モンゴルで繁殖し、北方のものは冬季朝鮮半島南部からインドシナ北部へ渡る。
日本では、九州以北で繁殖し、北方のものは冬季南方や暖地へ移動する。本州中部以南では高原で繁殖するが、それ以北では高原の他平地でも繁殖する。西日本では冬季に多い。

特徴 雌雄ほぼと同色。額から後頸は青灰色で、黒い縦斑がある。耳羽は赤褐色。小雨覆は茶褐色。脇に黒と赤褐色の2本の横帯がある。胸以下の下面は白く、脇に褐色の縦斑がある。尾は褐色で、外側2対の尾羽に白斑がある。
冬羽は額から後頸がバフ灰色になり、下面は褐色味が強くなる。
ホオジロに似るが、頬が赤く、雄はホオジロほど高い場所でさえずることはあまりない。

鳴き声 地鳴き「チッ」囀り「チョッチチチロチッ」

生息場所 平地から山地の草地、河川敷、農耕地、アシ原。
本州中部〜九州では山地の高原で局地的に繁殖する留鳥。
ホオジロに比べ背の低い草原を好む。繁殖期に雄は草原に点在する木や草のてっぺんで、ホオジロより短く濁った声でさえずる。
秋冬には暖地の水田地帯や川原の草原などに移動して生活するが、草むらにいることが多く、見つけにくい。
繁殖期には昆虫を多く食べ、秋冬は、イネ科などの草の実を主に食べる。

大きさ、全長 16p、翼開長 23p
(撮影2012年6月5日)

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