♂(撮影2006年04月12日)
オオルリ(スズメ目ヒタキ科)
 アムール、ウスリー、中国北東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季は中国南部、インドシナ、スマトラ、ジャワ、ボルネオ、フィリッピンに渡る。
日本では、夏鳥として九州以北に渡来する。

特徴 雄は上面と側頸から小雨覆あたりが青紫色。額はコバルトブルー。尾は青く、外側5対の尾羽の基部に白斑がある。眼先から頬と喉・胸・脇は黒い。腹から下尾筒は白い。青・黒・白の3色の境界ははっきりしている。足は黒くて短い。
雌は、上面がオリーブ褐色、尾は赤褐色を帯びる。下面は淡褐色で、腹は白っぽい。

鳴き声、囀り「ピィーリリ、ピールリーリー、ジェッジェッ」(よく通る声で複雑に鳴く)

生息場所 低山から山地の広葉樹林、針広混交林。渓流や沢沿いを好む。
上空で蝶やアブ、羽化した水中昆虫などをフライングキャッチする。
営巣も岩や土の崖のある谷間ですることが多く、つがいで半径50mほどの縄張りを持ち、♂は樹木の枝先で、大きな声で盛んにさえずる。その声はウグイスやコマドリと並んで日本三鳴鳥といわれるほどの美声であり、雌もさえずることがある。
春秋の渡りの途中には市街地の公園などにも時に姿をみせる。
切り立った崖や石垣の途中で段になったところなどに、蘇類を主な材料にして椀形の巣を作る。産卵期は5〜7月、卵数は4〜5個。

特徴 ♂は上面と側頸から小雨覆あたりが青紫色。額はコバルトブルー。尾は青く、外側5対の尾羽の基部に白斑がある。眼先から頬と喉・胸・脇は黒い。腹から下尾筒は白い。青・黒・白の境界ははっきりしている。足は黒くて短い。
メスは、上面がオリーブ褐色、尾は赤褐色を帯びる。下面は淡褐色で腹は白っぽい。

鳴き声 さえずりはヒーリーリーチチン。最後がにごる。地鳴きはヒー、ヒー又はティリリ。

大きさ、全長 16p、翼開長 27p

(撮影2006年04月14日)
♂幼羽
アカメガシワの実が好物のようで良く食べに来ています。
(撮影2006年09月21日)

(撮影2006年09月21日)

(撮影2008年04月11日)

もとのページに戻るには、ブウラウザの<戻る>をクリックしてください。