キビタキ(スズメ目ヒタキ科)
 中国北東部、サハリン、南千島で繁殖し、冬季は中国南部、インドシナ、マレー半島、ボルネオ、フィリッピンへ渡る。
日本では、亜種キビタキ、が夏鳥として九州以北に渡来し、繁殖する他、亜種リュウキュウキビタキが南西諸島に留鳥として分布する。

特徴 雄は、上面が黒い。眉斑は黄色くて長い。内側大雨覆と内側雨覆に白斑がある。下面は黄色で、喉はオレンジ色味強い。(オレンジ色味のない個体も稀にいる)
雌は、上面がオリーブ褐色、尾は茶色味を帯びる。下面は汚白色で、胸と脇は褐色を帯びる。

鳴き声 囀り「ポイピリリ、ピピロピピロ、ピッピクオーシー」(複雑だが同じ声を繰り返す)

生息場所 平地から山地の主に落葉広葉樹林。渡りのときは平地の公園、人家庭にも現れる。
樹の下に空間が広がる大きな樹木の下枝に止まり、昆虫が飛んでくるとフライングキャッチする。獲物をくわえると元いた枝やその近くに戻る。
雄がさえずるときも、林の中ほどの枯れ枝などに止まり、木の梢に現れることは少ない。
樹洞や茂った葉、つるの間などに、涸れは細根などで椀形の巣を作る。産卵期は5〜7月、卵数は4〜5個、抱卵日数は13日位。巣立ちまでの日数は12日位だそうです。

大きさ、全長 14p、翼開長 22p

  (撮影2006年04月21日)






 ♂(撮影2006年05月04日)

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