アトリ(スズメ目アトリ科)
 スカンジナビアからカムチャッカ、サハリンにかけての亜寒帯で繁殖し、来たアフリカ、ヨーロッパから小アジア、中央アジア、ロシア沿海地方、朝鮮半島、中国で越冬する。
日本には冬鳥として全国に飛来する。渡来数の多い年には数十万羽の大群となることがある。

特徴 雄の夏羽は喉を除く頭部と背が青黒色。大雨覆先端に白あるいはオレンジ色の斑がある。小雨覆はオレンジ色。腰は白い。喉から胸はオレンジ色。腹は白く、脇に黒褐色の丸い斑がある。尾は黒褐色で深い凹尾。
雌は頭上から後頸が灰褐色で後頸に2本の黒褐色の線がある。
雄冬羽は顔は黒褐色。背は橙褐色で黒い縦斑がある。

鳴き声 地鳴き「キョ、キョ、キョ」「チュユーン」

生息場所 平地から山地の農耕地、草地、裸地、林。
群れをなして木の実を食べている。ナナカマドの果実も食べるが、カエデやブナなどの落葉広葉樹や、モミやコメツガなどの針葉樹の堅い種子も好む。

全長 16p 翼開長 25p

(撮影2006年10月20日)
(撮影2006年10月31日)

(撮影2008年12月01日)

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