ウミネコ(チドリ目カモメ科)
 サハリン、南千島、ウスリー、朝鮮、中国南部で繁殖。冬季は少し南下する。
日本では、北海道、本州、九州の沿岸及び周辺の島々、伊豆諸島で繁殖し、冬季は繁殖地周辺に留まるものと、南下するものとがある。

特徴 雌雄同色。頭から体下面は白い。体上面は黒灰色。翼先端は黒い。嘴は黄色く、先端に赤と黒の斑がある。黄色い足。尾は白く、先端近くに幅広い黒帯がある。
冬羽では後頭が褐色味がかる。

鳴き声 ミャーオ、ミャーオと猫に似た声で鳴く。

生息場所 海岸、港、河口。
全国の海岸で、ほぼ1年中見られる唯一のカモメ類。
コロニーは、主に海岸の崖などに作るが、安全で他の海鳥と競合しないような場所では、平らな地面にも一面に営巣する。海上や海岸を飛びながら水面や地上で魚や甲殻類、動物の死肉、漁船や港で捨てられる魚の破片などを食べ、しばしば他の海鳥からの横取りも行う。常に群れで生活し、砂浜などで並んで休息する姿が良く見られる。
時に、大きな河川の上流にさかのぼることもあり、海が荒れると、市街地の川や池にも現れることがある。

全長 47p、翼開長 120p

 (撮影2005年09月18日)  

(撮影2005年11月24日)

(撮影2010年11月08日)

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