ジュウガツザクラ(バラ科サクラ属)  十月桜
コヒガンザクラの園芸品種で、4月上旬と10月〜12月の2回花が咲く。樹皮は暗灰褐色。若枝、成葉、葉柄などに毛がある。葉は互生しない。長さ4〜10pの倒披針形で質はやや厚い。先端は長く鋭くとがり、基部はくさび形で、縁には先端の芒状の重鋸歯がある。
花は白色のものが多いが、淡い紅色、濃紅色などもあり、3〜5個が散房状に咲く。花は直径1.5〜3.5p。花弁は楕円形または卵円形で5〜15個、時に16〜18個のものもある。雄しべは50〜60個。雌しべは1個で雄しべより長い。萼筒は長さ7〜8oでふくらみ、無毛または少し毛がある。
冬に咲く花は小形で、小花柄が短く、春咲く花はやや大形で小花柄も長い。果実はまれにつく。

皿倉山の桜は「冬桜」表示されている。
サトザクラとマメザクラから生まれた園芸種とのことで、花は白〜淡白紅色で一重である。  (2004/11/17撮影)

もとのページに戻るには、ブウラウザの<戻る>をクリックしてください。