ウリハダカエデ(カエデ科)
山地に普通に生え、高さ8〜10mになるが、大きいものは15mに達する。樹皮は暗緑色で、マクワウリの実に似ているのでこの名がる。枝は緑色で毛はなく、なめらか。葉は対生し、長さ10〜15pで質はやや厚く、上部が浅く3裂する。中央裂片は広三角形で大きくも先端は鋭く尖り、ふちには細かい重鋸歯がある。裏面ははしめ脈に沿って褐色の軟毛があり、脈の基部の毛は後まで残る。葉柄は長さ2〜6pで褐色の毛がある。5月頃、葉と同時に細長い総状花序を垂らし、淡緑色で直径8〜10oの小さな花を開く。雌雄異株。花弁と萼片はともに5個。花弁は長さ3.5o程で萼片よりやや大きい。オシベは8個あり、雌花ではごく短く、花粉は殆どない。子房は太く、花柱は2裂して内側に巻き込む。小花柄や花軸には軟毛がある。翼果は無毛で長さは2〜3pあり、斜めに開く。葉には白い斑が入る。
(2009/4/23撮影)

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