コヒロハハナヤスリ(ハナヤスリ科ハナヤスリ属)
 日本、中国、インド、ネパール、スリランカ、インドネシア、フィリピン、タイ、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸島に分 布。北アメリカ、西インド諸島、メキシコ、南アメリカ北部、に帰化。
ハナヤスリの名は胞子穂が棒ヤスリに似ていることから。

 開けた低木の丘陵、湿地、溜池畔、道端など湿った場所に生育し、地上部は4~11月。 植物は高さ15~25㎝、根茎は直立、太く、肉質の根の束をつける。根は匍匐枝のように水平に広がり、先の芽から新し植物を生じる。葉は1個、普通の茎)は長さ9~15㎝。栄養葉は無柄(細長くなり有柄にも見える)、卵形~広卵形、長さ3~6㎝×幅2~3㎝、草質、基部は長くなり、円形、先は鋭形又は鈍形、脈はかなり明瞭、網状。胞子葉は栄養葉の基部から生じ、長さ6~9(16)㎝、線形、非常長い柄があり傾伏~斜上し、先の胞子嚢穂が直立する。胞子嚢穂は長さ2.5~3(4.5)㎝。胞子表面は明らかに類網状、細かい顆粒をもつ。
コヒロハハナヤスリ (撮影・・・2022.04.22)  

 (撮影・・・2022.05.13) 

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