1997年8月13日〜17日にかけて、日本アルプスの人気を槍・穂高連峰と分かち合う白馬岳。剣沢、針の木雪渓と並ぶ日本三大雪渓の一つ、白馬大雪渓を登り、お花畑を楽しむ、北アルプスの入門コースを歩いた。 | |
白馬岳大雪渓を行く お花畑前で 白馬岳山頂で 不帰キレットを行く 唐松岳山頂で 白馬三山 |
8月13日(水) 黒崎を夕方出発、小倉で新幹線に乗り換えて21時頃京都に到着。 京都からは22時45分発の、白馬ルート夜行バスに乗り換えた。(普通の観光バスであまり眠れない) 8月14日(木) 早朝の6時20分白馬着。ここで猿倉行きのバスに乗り換える。 猿倉荘(1,250m) で身支度をして7時50分登山開始する。白馬尻小屋を通り、いよいよ日本三大雪渓の一つと云われる大雪渓を通り、13時40分村営頂上宿舎(2,030m)に着きテント場にテントを設営する。 村営頂上宿舎下の水場の水は冷たくて美味しかった。 途中、又大腿部が攣りかかったので。ユックリと登った。 テントを設営後、空荷で白馬山荘を通り白馬山(2,932m)に登頂し、雄大な北アルプスの展望を楽しむ。 先程歩いてきた大雪渓が見えていた。 山ふたすじは初の3000m級の登山でバテバテの様子で、空荷でもきつそうだった。 8月15日(金) 白馬岳と唐松岳を結ぶ縦走コースは後立山連峰で最も人気があるコースとのことで、尾根路を彩る高山植物や雲海に浮いて見える剣・立山連峰。そしてアルペンムードが漂う岩場、静寂な湖など多くの魅力にあふれていると聞いていた。 今日は、杓子岳・鑓ケ岳、不帰キレットを通過し、唐松岳までのロングコース。 テント場を5時30分出発し6時30分杓子岳(2,812m)着。8時鑓ケ岳(2,903m)着。 白馬鑓温泉への分岐を通り、9時天狗平の天狗山荘(2,730m )着。 天狗山荘付近は雪解け水をたたえた天狗池があり、この周辺には高山植物が咲き乱れていた。 休憩の後11時10分不帰キレットへ向かう。天狗ノ頭までは平坦な稜線歩き。 天狗の頭から不帰キレットまでの約300mの急降下が天狗の大下りというそうだ。 ユックリ注意して下り、12時20分不帰キレットに到着。 行く手には不帰の嶮と呼ばれる難所の、不帰T峰が立ちはだかるように迫っている。 ここで小休止しの後、不帰T峰、U峰、V峰まで岩稜の登山道路を慎重に登って行く。途中鎖や鉄梯子を伝わって通過した。 大キレットから3時間の唐松岳(2,696m)迄が遠かった。 唐松岳山頂から不帰の嶮を眺めると荒々しい岩峰が迫力がある。また、正面には堂々とした五竜岳が眺望できた。 14時40分唐松岳頂上山荘(2,554m)に到着、宿舎下のテント場にテントを設営する。 8月16日(土) 唐松岳頂上山荘のテント場を6時40分出発。丸山、第三ケルン (八方池) を通る。この八方池の水面に写る白馬三山は見事であった。 9時15分 第一ケルン (八方池山荘1,850m) 着。ゴンドラ・リフトを乗り継ぎ八方に下山する。 入浴後八方バスターミナルからバスで京都に向かうが、高速道路がお盆で渋滞し、1時間40分の遅れがあり、京都で予約していた新幹線に乗り遅れ最終ののぞみに乗り帰る。 お盆の時期のバスは遅れるということを考えて置かなければならないことが良く判った。 17日午前0時30分頃自宅着。 今回初めての北アルプスであったが、雪渓の中を歩いたり出来て、ますます山のとりことなりそうだ。 下山後、入浴したときに眼鏡を忘れる。(>_<) |