国見岳(1738m)山域・川辺川水系沢登り
                  
(2005年07月02日〜03日)

参加者

天唐渓遊・みや・山ふたすじ(レポート担当)

コース 五勇谷→樅木本谷→又六谷(泊)→国見岳→樅木本谷

7月02日(土曜日)
北九州を発つときは雨は降っていなかったが、古賀あたりから小雨になった。
みやさんの運転で基山SAで6時30分頃天唐渓遊さんと合流し、高速道を南下する。
熊本あたりから曇り空に変わり、一同これは沢に入れそうだと期待するが、何しろ目的地は脊梁山地なので、雨が降っていないことを祈りながら泉村に入る。

 2ヶ所の復旧したばかりの大崩落地を通過し、国見岳登山口少し手前の駐車場に9時30分到着した。

 10時過ぎ出発する頃から小雨になる。暫く下流に引き返してから、樅ノ木本谷を遡行する。
 美しい自然林に囲まれた沢だ。前日もあまり雨は降っていなかったようで、(天唐渓遊さんが前日問い合わせ)沢の水は凄く澄んでいてそう多くはなく、滝も登ったり、高巻いたり、またザックを浮き袋代わりにして、へつったりして通過する。
 そのうち天唐渓遊さんが、やおら釣竿を取り出して竿を振りながら、ヤマメをねらう。ついに美しいヤマメをゲットする。みやさんと2人「さすが釣り師だかっこいい」と感激するも直ぐに水に放す。
暫く進むとようやく第2候補のテン場に到着。しかし、第1候補のテン場迄行くと明日が樂なので先に進む。
第1候補のテン場は林道を横切って40分位とのこと。12sのザックでの沢登は初めてなので次第に脚が重くなる。でもみやさん18s、天唐渓遊さん20sも背負っている。頑張らなくては。
 ようやく林道が見えてホッとする。しかし、林道を高巻くのがきつかったこと。少し休憩して、先を急ぐ。
途中大粒の雨になるが、暫くして降り止んで一安心。ヒメシャラの樹が多くなり、花が沢山水面に浮いている。樹が高く一般道では、なかなか目線では見れない花だ。
 先行していた天唐渓遊さんがザックを下ろしている。ついにテン場に到着。そこだけ広く開けていておまけに
、ヒメシャラの花が落ちて、まるで沢登の人を歓迎するために、(良くここまで来たと)準備されたような良い場所でした。
 予定通り16時過ぎ400mの標高差を6時間掛けて歩いた長い沢だった。

 小雨の中を天唐渓遊さん取って置きのタープを張って、3人だけの静かな夜だ。
夕食は、アサリバタ焼き、焼肉、イカの煮付け等美味しく頂きました。
お二方ご馳走様でした。次は約束を果たします。
沢登の疲れが出たのか何時もより早く休んだようです。
07月03日(日曜日) 
 翌朝ゆっくりして7時起床。雨は止んでいる。天唐渓遊さんの作るチヂミ(ニラと玉ネギ)に舌鼓をうちながら、今日の予定を話し合う。
1300m迄来ているので、今日は山頂には昼頃到着の予定だ。
 9時過ぎに撤収して先へ進む。ヒメシャラの花は相変わらず多く、オオヤマレンケの花にも出会えた。
サワグルミの大木が前方にそびえていた。??何人分だろうか?
この沢で一番大きいサワグルミだそうだ。
 更に進むと今日一番の難関の滝だ。小さいが落ち葉で滑りそうで、お助け紐(スリング)を出して貰う。 後はのんびりあるけるそうだ。
次第に沢も水流が少なくなり源流が近いようだ。オオヤマレンゲが出てくるとついに源流に到達。ペットボトルに水を汲んで写真撮影。
源流付近にはオオヤマナレンゲが沢山咲いていており、マンサクの大木も数本あった。
  いよいよ山頂に向かう。ヤブ漕ぎがなくて樂だ。バイケイソウが咲き誇っている所を登ると登山道路だ。
シャクナゲも沢山あり、今年は美しく咲いたことだろう。
5分もすると山頂、予定通り11時45分着だ。
 生憎のガスで展望はゼロ。体が濡れているため寒い。風もある、昼食は少し下りてから済まし、寒いので早々に下山開始。
 沢靴のためか、全員何回か滑りながら急な下りを下り無事下山。13時23分登山口着。
早く温泉につかりたいと雁俣山荘に急ぐ。 料金は300円。天然のかけ流し温泉だ。
天唐渓遊さんみやさんお世話になりました。お二人に助けられて何とか歩けました。3人だけでは勿体無い二日間でした。
なお、写真は天唐渓遊さん撮影で、一部山ふたすじが撮影したものがあります。