経ヶ岳(1075m)多良岳(996m)登山(2006年11月12日)

 九州さんらく会の11月の月例山行として、 黒木起点に、つげ尾〜経ヶ岳〜中山越〜金泉寺(〜多良岳)〜西野越と周回縦走しが計画され、これに参加しました。
長く右膝を痛めて、会の山行を自重していたひとすじも、今年初めから、リハビリ歩きを始めていて、10月の霧島山行から復帰、リハビリ歩きを始めて初めて、二日続けて歩きました。
その結果、二日続きの山歩きは未だ無理なように感じましたので、今回は公式山行のみ参加することにしました。
しかし折角遠方まで出かけるので、途中バードウォッチングをしながら、前泊予定地に向かうことにしました。
 多良岳山群の最高峰、経ヶ岳は、長崎・佐賀両県境にそびえる岩峰です。長崎県大村市黒木の登山口から見上げると、山頂直下に岩壁を張り巡らしたピラミッドのような鋭鋒が迫っているのが見られます。
山名は、かつて栄えた真言密教・金泉寺の修験の山として経文を奉った霊地だったことにちなむそうです。
 この山地は雲仙、阿蘇よりも古い時代に活動した火山だそうです。山群の中央に位置する多良岳は、各方面から登山道があり、多くの人に親しまれているようです。また経ヶ岳はこの山地の最高峰です。多良山系を代表する山頂からの眺めは雄大で、山系の峰々や遠く雲仙岳も望める。本格的な登山コースとして人気が高い山地です。
今回この山地は2000年11月19日に次いで山行でした。
参加者(敬称略)
 綾吉、さなえ、TAKA、八太郎、マッキー、天唐渓遊、羽峡、ミッチー、しま、山ふたすじ、ひとすじの11名
 オープン参加者、みかん、ヤッピー、ミクリンの3名。 合計14名
山行タイム
黒木(上の駐車場)8:02→黒木登山口8:14→休憩8:58/09:10→つげ尾09:36/09:44→経ケ岳10:03/10:21→
中山越10:48→笹ケ岳鞍部11:13/11:16→金泉寺11:46/13:08→西野越13:14→黒木14:06

この概念図は、相互リンク先の「長崎発!Jimnyの山登りレポート」のJimnyさんが作製されたものを、了解を得て使用させて頂きました。
前泊した宿泊地から登山口に向かう途中から撮影した経ヶ岳の遠望です。
7時43分撮影。
上記概念図のと一部違う行動をし、出発を鎖止めの駐車場にしました。
これは、下山して直ぐに車に乗れるようにするためで、登山口まではダラダラ坂を少し下りました。
黒木から見上げる経ヶ岳です。
独特の山容が望まれます。
「ツゲ尾、経ケ岳」の標識のところから大払谷コースに入りました。

初めは田んぼの間を進み、やがて照葉樹の雑木林の急な坂から大きな石が積み重なったガレ場のような大払谷に入ります。
開けた地点からは、右手に経ケ岳の姿を見ることが出来ました。
紅葉も綺麗だととの声が出ていました。
途中幾つも炭焼き小屋の跡の、石積が残っているのを見かけました。
急登を登りつめ、「つげ尾」という県境の稜線にたどり着きました。ここで小休止して行きました。
岩や木の根、フィックスロープ等ををつかみながら尾根をよじ登れば、狭い経ヶ岳山頂に到達します。
展望は実に雄大。多良岳、五家原岳、笹ケ岳等が見えます。
諫早湾を隔てて雲仙岳の平成新山も望めました。
経ヶ岳山頂で記念撮影しました。

経ヶ岳から中山越へ向かう下山道を、上の概念図では山頂から直ぐ下に下る急坂のショットカットの道を歩きました。
この道は山頂から直ぐに右に折れているので、ウッカリすると平谷越しに直進してしまいます。
中山越は一休みするには、格好のポイントです。私達はそのまま次へと急ぎました。
中山越しからは左は多良町中山へ。直進すれば金泉寺を経て多良岳や五家原岳、右折すれば出発点の黒木に下れます。
笹ケ岳の鞍部で小休止して行きました。ここには大きなヒメシャラの木がありました。
金泉寺に向かう途中左手には多良岳が見えていました。
頭上に大きなヒメシャラの木が現れると金泉寺迄あと少しです。
多良岳の九合目には、平安時代に弘法大師が創建した金泉寺があります。
東の英彦山、西の多良岳として繁栄を極めた真言密教の修験場だったそうです。

金泉寺山小屋/収容人数110名。電気もガスもない素朴な風情がいい。休日の前日のみ利用できる。テント設営も可能。

金泉寺で昼食と冷えたビールを頂きました。
西野越。
西野越から八丁谷へ下りました。
途中、先ほど登った経ヶ岳が再び見えてきます。
経ヶ岳
林道終点に飛び出します。
帰る途中綺麗に見えていた経ヶ岳を再度撮影して帰りました。
帰途に平谷温泉で汗を流して帰りました。
素晴らしい天候に恵まれて楽しい山行が出来ました。
同行の皆さん大変お世話になりました。