三俣山(1745m)登山(2007年8月28日)

 飯田高原からくじゅうの山並みを見渡すとき、前面に最も良く見えるのが三俣山と星生山です。特に三俣山は堂々とした特徴のある姿で目立ちます。主峰のほか、北、南、西の各峰があって、いろいろな方向から見ても三つの峰が並んでいるように見えるために、この山名がついたようです。
 この山は過去に何度も歩いていますが、山行レポートがなかったので簡単ですがまとめました。
今回は小鍋横から雨が池へと降りる急斜面で、足元も良くないコースを下山、一筆書きに歩きました。
 三俣山は今回は晴天で問題ありませんでしたが、ガスがかかったときは道迷いをしやすい山です。
山行(参考)タイム
 長者原8:30→舗装道路分岐9:02→
旧鉱山道路分岐9:24→涸谷9:34→
すがもり越9:50/10:00→西峰10:23→
三俣山南峰11:05/11:33→
雨が池12:50/13:30→長者原14:26
概念図
登山コースはいくつもありますが、今回は長者原駐車場の南側から、昔硫黄搬出のための鉱山道路だった舗装された道路を登っていきました。
潅木林を抜けていきますが、日陰で助かりました。
砂防用の堰堤を過ぎ、少し先から左斜面に取り付き登っていきます。
左折地点
やがて再び車道に出ます。ほどなく硫黄山が正面に見えるようになり、登山道路は標識に導かれて左手へ。

ここから、岩にペンキで書かれた矢印を頼りに岩石の中を足元を注意しながら登ると、すがもり越の峠につきます。
すがもり峠は、昔すがもり小屋があったところで、今は取り壊されてモニュメントが建設されています。

冬場に利用したことがありますが、四方が開いていて風が当たり避難小屋の役目は果たせない?と思われます。
南に下ればすぐに砂の北千里浜で、左に行けば法華院・坊がつる方面。右は久住別れに達します。北千里浜にはケルンが連続して積まれていますが、霧などの見通しの悪い日は迷いやすいので、峠の鐘も、ここで起きた大量遭難を契機に設けられたものです。
新築された避難小屋?には以前の小屋の「愛の鐘」が移されています。
ここから左折し右斜面を巻くように登って行きます。
途中から左にたどると三俣山に着きます。
山頂からは北の飯田高原側の眺めが良く、足元には北峰と大鍋・小鍋と呼ばれる火口跡を見下ろすことが出来、お鉢巡りのルート(約1時間)もあります。

山頂部はかなり広くなっており、霧がかかっているときなどルートを間違いやすいところです。

今回は下山してからの予定があるので、三俣山西峰から南峰へと直行しました。

南峰から大船山〜くじゅうの山並み、眼下は坊がつる。遠くには傾山〜祖母山が見えていました。
由布岳から別府湾も綺麗に見えていました。
南峰から大鍋、小鍋方面に向かい雨が池への急坂を降りましたが、このコースは一般コースではありませんので、歩かれる方は注意してください。
今回歩いたコースで見た花の一部です。
アキノキリンソウ
フクオウソウ
ツクシママコナ
サワギキョウ
ワレモコウ
マツムシソウ
ホソバシュロソウ
ヤマトラノオ
コオニユリ
断面図
ここから下は帰る途中で見た花です。
フシグロセンノウ
ハガクレツリフネ
キツリフネ
ヒゴタイ