錦秋の大崩山(パノラマコース)(2001年10月)

 大崩山地は九州の秘境といわれ、祖母連山の南東に位置する傾山から杉ガ越を隔てて新百姓山・夏木山・五葉岳・大崩山などの山々を連ねる膨大な山域を形成している。
 山は花崗岩の山肌を覆う原生林と、急峻に切れ込む深い渓谷からなっている。
原生林の間に和久塚、小積ダキ、七日廻り等の大きな岩峰が突き出していて、大崩山の象徴となっている。
 春にはアケボノツツジ、初夏にはササユリなど魅力ある花も多いが、今回は紅葉を楽しみに歩いてきた。
なお、今回の同行者は宮崎県の友人水流渓人さんと、山ふたすじである。
大崩山概念図
いざ出発
出発時にようやく明るくなってきた
第1日目(10月23日・火)晴れ
 自宅をマイカーで13時に出発し、野峠を通り、玖珠、飯田高原、朝地町を経由し57号線・326号線走り、途中より林道に入り祝子川キャンプ場に18時05分に到着する。

例によって、ここで車中泊したが、他のお客は福岡からの1名のみで、キャンプ場の炊事場で寄せ鍋をつつき一杯のみ、翌日に備え20時過ぎには就寝する。

第2日目(10月24日・水)晴れ
4時起床して出発の準備を行い登山口に5時50分頃到着。水流渓人さんと合流する。
大崩山荘前渡渉点 コースタイム
登山口6時17分6時39分大崩山荘6時45分→7時02分徒渉点7時08分8時最後の水場→8時25分袖のダキ8時43分8時50分乳房岩8時53分9時20分下湧塚9時35分中湧塚9時43分10時09分上わく塚10時19分→11時03分石塚→11時10分
大崩山頂→11時20分石塚11時55分リンドウの丘分岐12時15分→12時36分リンドウの丘12時43分13時11分小積ダキ13時21分→象岩トラバース→14時→見返りの塔14時08分→14時32分林道分岐14時45分水場14時4716:10登山口

 (左の画像は前々日まで雨が降ったので、帰りの渡渉点の増水の状況を確認して行く)
丸木橋から小積ダキ 丸木橋地点からは、美しい川と原生林が一体となった景観、奥のほうに湧塚の岩峰群がみられる。聳える三角の岩峰は小積ダキ(標高差285m)
木山内岳方面 反対側に見える木山内岳方面
袖ダキからの展望 袖ダキ展望台からの湧塚方面は見逃せないポイント
乳房岩から見た下湧塚 袖ダキから今登ってきた分岐点には戻らず、直進すると、袖ダキ分岐の先の本道に出るが、今回は下って失敗。(-_-;)
分岐点から乳房岩は本道から往復3分程度。

今まで行ったことがなかったが、左の画像のように、最高の秋風景が見られる。
(乳房岩から見た下湧塚)
乳房岩からの紅葉 乳房岩より北側の紅葉。
乳房岩からの岩峰 乳房岩よりの岩峰の展望。