裏英彦山縦走
裏英彦山関係は、2001年04月01日に「野峠から鷹の巣山と裏英彦山道」と、2008年11月09日九州さんらく会で縦走で「薬師峠からの裏英彦山の縦走」を(山ふたすじのみ参加)していました。
今回はコースを少し短縮して、膝痛のひとすじも参加して、別コースを歩きました。
登山に当たっては、登山口と下山口の場所が離れている為、下山口のしゃくなげ荘の近くに車を置いて、添田町の福祉バスで豊前坊に向かいました。
山 行 日 2009/04/29
参 加 者 ひとすじ、山ふたすじ
山行タイム 豊前坊→7分→薬師峠→9分→取り付き点→48分→ケルンの谷→5分→垂水の壷→32分→籠水峠→23分→縦走路→8分→鬼杉→12分→林道(鬼杉入口)→33分→しゃくなげ荘
豊前坊には立派なトイレもあり身支度を済ませて、車道を薬師峠へと向かいました。
薬師峠からはガタガタ道の薬師林道に入ります。この林道は現在は荒れて車の通行は出来ません。
鷹の巣山の取り付き点を左に見て少しあるいた右側が今回の縦走の取り付き点です。

昨年秋にあった標識は全て取り除かれていました。
暫く植林帯の中の尾根を登っていくと、スズタケと自然林の急登が始まります。
視界が開けたところが、北岳の肩の東直下に当たります。

ここからはブナ等の大木混じりの自然林の中をアップダウンを繰り返して進んで行きます。
谷筋はゴーロが多く、踏み跡がはっきりしない所があるので注意して歩いて行きました。
苔むした大岩がいくつも重なるケルンの谷に到着。
ここには水が流れていました。
名前の通りケルンが幾つも積んでありました。
このケルンの谷から、北西〜西に続く谷を辿ると、南岳北側の鞍部出るそうです。
ケルンの谷を過ぎて、程なく岩壁の下の岩屋の様な場所に出ます。

岩壁から僅かな水が滴れていますが、ここが垂水の壷です。
ここは水場にはなりません。
南岳に張り出した大きな尾根の直下に当たります。
大岩が重なる難所を抜けると平坦な道に変わり、暫くで籠水峠に着きます。
峠の右側は1071m鹿の角の断崖です。
籠水峠からの展望です。
籠水峠からスズタケ帯を下り、浅く広い谷を進むと、鬼杉の上の四辻に着きます。
上の標識の直ぐ下にこの標識があります。
鬼杉は国指定の天然記念物となっていて、高さ38m、胸高周囲12.4m、推定樹齢1200年で、県内最大最古のものです。鬼杉の前は三叉路で大南神社・南岳方面、玉屋神社の分岐点となっています。

沢沿いの樹林帯の中り整備された道を下り、鹿除けネットを過ぎると林道(鬼杉入口)に到着します。

林道からは、大南林道を汐井川沿いに、しゃくなげ荘へとを歩いて下山しました。車が2台ある場合は、この近くに車を置いて置くと便利です。
今回歩いたコースの断面図です