右田ケ岳(426m)周回登山(2007年03月25日)

 山口県防府市に峻立する岩峰に特徴のある右田ケ岳に出かけました。
この山は標高は低いですが、それを感じさせない急峻な岩登りや素晴らしい展望などが楽しめ、地元では人気の山のようです。
 7時に八幡西区の集合地を出発、途中参加者を拾いながら富野ICから高速道路に乗り、防府西ICで降りました。
2号線〜262号線を通り、セブンイレブから右折して登山口の塚原の天徳寺に向かいました。 帰途は観光で防府天満宮と毛利邸(お雛様)に立ち寄りました。
参加者(敬称略)8名
U野パパ・ママ、K原、A、I田、K
、井田、ひとすじ
特別参加(K柳・H田)
今回歩いたコースの概念図
山行タイム
登山口09:15→石船山(前岳)09:50/09:58→右田ガ岳11:08/11:50→尾根道分岐12:01→塚原12:46→12:59駐車場
天徳寺近くの右田小学校のグラウンド横の駐車場に車を止め右回りで歩きました。
グラウンドの左手から天徳寺へ少し歩くと、右田小学校のフェンスにこのような掲示がありました。
あり難いことです。
身も心も軽くなって、いよいよ出発です。眼の前には石船山(前岳)のが聳えています。これから登る右田ケ岳はその後になります。
天徳寺山門
山門の横には樹齢800年といわれるイチョウの大木の大きさに驚かされます。
本堂の左側の奥に登山口はあります。
天徳寺は右田毛利氏の菩提寺です。
登山道は1本道で迷うことはありません。墓石群を過ぎると次第に登りになります。
左上に観音堂がありました。
花崗岩砂で滑りやすい登りをたどって大きな石灯篭のところに出ると広々とした景色が展開します。
ここから尾根の登りになります。
展望が終始開けるので急登の割りに疲労を感じません。
登山道路脇には巨岩群が周囲を威圧し、岩に細刻で丁寧に彫られた秀麗な磨崖仏が幾つも見られます。
なおも急登を続けると前岳(石船山)山頂です。展望が良いので小休止していきました。

ここから一旦鞍部に下り、前方に山頂を確認する。鞍部は小マツと雑木で一時展望が遮られます。

左の画像はこれから登る右田ケ岳です。
少し登ると、先程休憩した前岳(石船山)山頂が見えています。
山歩会はのんびり山歩きです。見晴らしの良いところで再び休憩です。(^^♪
次第に山頂が近くなってきます。左が西ノ峰で、右が山頂です。
山頂には国旗の日の丸が見えていました。
勾配が少し緩く歩きやすいシダの尾根道に変わり、尾根道が右斜面の巻きにかかると、もう山頂直前の鞍部です。
ここで西ノ峰に立ち寄って行きました。
鞍部から右折すると右田ガ岳山頂で、360度の大展望が待っていました。
山頂からは眼下に防府平野を新幹線が突っ走り、近くに矢筈ガ岳、佐波山、蕎麦ガ岳を控えています。視界が良ければ遠くに四国、九州に目が届くそうですが、霞んでいて見えませんでした。
山頂での記念撮影です。
右田ガ岳は西ノ峰、中ノ峰、東ノ峰の3峰からなり、中ノ峰に最高点があります。
山頂には鐘がありました。山口県の山を歩いてみると、鐘がある山が多いですね。
今回同行された地元の方に尋ねると、「金持ちが多いんです」とのことでした。(^^♪
天気の誘われて蝶が止まっていました。

下りは北に道をとり尾根を塚原への道を下りましたが、これから歩く尾根道が見えています。
山頂から尾根沿いに樹林の中を最初のピークを巻いて一旦鞍部まで下り再度登ると東ノ峰。ここも周りが開けて眺めがよい。

更に常緑樹の原生林の中にある上右田Bコースとの分岐へと向かいます。
左の画像は分岐点の標識です。樹林のなかを主尾根から緩い右カーブで支尾根に向けて明瞭な道がついておりこれを下りて行きます。
足下にはシダが多くなって周りの木も小木の中の尾根道となっています。
登りに比べると傾斜も緩やかでところどころ岩があるものの歩き易いです。
振り返ると先程いた山頂が見えていました。
途中はまるで日本庭園のように素晴らしい景観でした。
下山すると今日歩いてきた山並みが見えています。左から、石舟山、西ノ峰、右田ケ岳、東ノ峰と続いています。
駐車場も近く周回登山には格好なコースてした。
防府天満宮は学問の神様菅原道真公を祀り、京都の北野、福岡の大宰府と並ぶ日本三天神の一つ。冬の訪れを告げる御神幸祭(裸坊祭)は、荒祭りとして有名。
毛利邸は、旧藩主毛利氏の邸宅で、国指定の名勝。庭園はひょうたん池を巡る廻遊式で、四季折々の景観が楽しめます。
現在邸宅の一部は毛利博物館として、毛利氏に伝わる国宝を含む沢山の宝物を収蔵、展示しています。
 今回の山行は、週間天気予報では前日、当日とも雨のマークがついていました。それが次第に出かける日が近くなってくると、前日はともかくとして雨のマークが外れました。\(^o^)/
そして当日の朝、前日までの雨も上がって出発しました。車で移動中に雨が降り出しましたが、現地に着くと雨も上がって、次第に晴れてきました。 メンバーの心掛けが良かったのでしょう。(^^♪
 お陰さまで楽しい山行が出来ました。同行していただいた皆さん大変お世話になりました。
今回歩いたコースの断面図です