足立山(598m)周回登山 (2010年10月31日)

 北九州市の小倉北区と小倉南区の境にある足立山は企救(きく)山地の最高峰(598m)です。
北九州の市街地や関門海峡の展望は圧巻。付近は北九州国定公園に指定されており自然林も多く残っています。
 ここから北東側には足立山・妙見山・小文字山と山歩きを十分楽しむことができるコースがあります。
 また、大台ヶ原・戸ノ上山・風師山へと企救自然歩道を縦走するロングコースもあります。
参 加 者(敬称略) U野パパ・ママ、菊原、筧、末吉、菅原、清水、ひとすじ  (8名)
山行(参考)タイム 登山口08:22→09:33分岐→09:38砲台山09:48→10:10足立分岐→
10:21足立山(昼食)11:15→11:27妙見山・上宮11:34→13:03登山口
歩き初めて15分位で、久し振りに参加したメンバーの一人の靴底が剥がれて、靴紐やガムテープで応急処置して歩いたので時間を多く要しています。
足立山妙見宮・御祖(みおや)神社。

この直ぐ前に駐車場があります。
登山の場合は社務所に断ることが必要です。

トイレは境内にあります。
和気清麻呂の四男磐梨為綱(出家して妙運)が西暦770年に足立山妙見宮を創建したと云われています。

神社には良く狛犬がありますが、ここは猪です。
 太政大臣法王弓削氏道鏡が皇位につくのが相応しいというお告げが出たとき、それに疑問をもった朝廷が和気清麻呂公(以下公という)に勅命をだし、神のお告げが本当であるかを確かめる為、宇佐神宮へ行くよう命じた。
 その結果、「道鏡は、皇位に相応しくない」というお告げが出た事を朝廷に報告すると、それに怒った道鏡は、公を鹿児島に追放しようとした。
 公は道鏡の追っ手から足の筋を切られるが、数百頭の猪が公を助け、再度、宇佐神宮に詣り神告を受け、その神告に従い公は現在の小倉北区湯川にあった霊泉につかるると、たちどころに足の傷が治ったそうです。
準備を整えて出発しました。
登山口です。
登りはじめて直ぐに猪に乗った和気清麻呂公の銅像があります。
赤土の登山道は凹状になって勾配もきついい。大きな照葉樹の下を、一気に高度を稼いで行きます。
ヒノキの植林帯もあり、丸木階段が所々に作られて、ジグザグに高度を上げて行き、岩の多いところを登りきると勾配はゆるやかになり、しばらくで砲台山への分岐点に到着します。
分岐から右に5分ほどで砲台山に着く。
石灰岩の露出した広い山頂からは小倉南区が一望できる。
南端には大きな電波反射板があります。

振り返る東側は、これから登る妙見山(左)と足立山(右)が見えています。
曇り空で見難いですが、画面中程の左側には北九州空港への取り付け橋が見えていました。
分岐に戻り、平坦な尾根道をしばらく行き、上り道にかかると、上宮への石段が見えてくる。ここで、足立山へと分岐します。
上の標識に従って右折し急な坂道を登ると「足立山山頂」。
従走路や、関門海峡の景色が素晴らしい。
この日は曇天で展望は今一でした。

山頂からの展望画面中程の左側が皿倉山。
上の画面の右側。
左手の高い山が約6km先の戸の上山です。
山頂記念撮影です。
山頂で早めの昼食大休憩をして妙見山・上宮への分岐に引き返しました。
分岐から3分も歩くと妙見神社上宮に着きます。
上宮。
この画像の左の灯篭の奥の端が「お滝場コース」の下山口になっていますが、標識等はありません。
上の画像の奥の社です。
「お滝場コース」に入ると直ぐに杉林の中を通ります。
下山路は急ですが、その殆どにトラロープが張ってありました。
上にも猪のことを書きましたが、本当に多いですね。下山しているとき後少しで登山口に戻るという所で、猪の家族?を見かけました。4〜5頭いたようです。デジカメのズームを一杯に上げて撮影しました。
登山道を降りきって、一般道路に出て振り返ると妙見山が見えていました。

山歩きは、やはりお天気が良いのが何よりですね。今日は雨の予報もありましたが、何とか山行中は降られなくて良かったです。参加の皆さんお疲れ様でした。
途中で見た花たちです。
シマカンギク
ムラサキセンブリ
センボンヤリ
ヤクシソウ
ツワブキ
サラシナショウマ