雪の右谷山〜寂地山〜安芸冠山縦走●●雪山訓練に最適なコースを紹介します●●
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南寂地山付近から安蔵寺山方面を望む |
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●寂地峡駐車場 2台の車で北九州市を出発する。 1台を下山地の潮原温泉駐車場に デポして寂地峡駐車場へ移動する。 駐車場には1台の車があった。 今回のコースは浦石峡からの入山で トレースの期待はゼロである。 準備をしてから出発する。 |
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●宇佐八幡宮 大分県にある宇佐八幡宮の分社? の八幡宮があった。鳥居の前を 通過して木目の滝を目指す。 道の分岐点には 標識があり間違う場所はない。 |
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●林道のツボ足ラッセル 林道は右谷山林道と呼ぶらしい。 段々と雪が出て来て雪山らしい 雰囲気になって来た。 さんらく会のメンバーはグルメ志向の 人が多く1泊2日の行程だが 酒&食料でザックは重そうだ? 天唐渓遊さんの80Lのザックは パンパンではち切れそうだ。(^^ゞ |
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●木目の滝を見る 木目の滝への分岐点でワカンを 着装する。今回はワカン歩行も 重要な練習メニューになっている。 男性5分:女性2分30秒で交替に ワカンラッセルして前進する。 左手下にはナメの木目の滝が 見えていた。 |
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●登山口の道標 更に前進すると薮ケ垰<たお> から右谷山へ向かう歩道の登山口 がある。雪が深そうなので我々は 右谷山林道をそのまま進むことに した。この林道は地図には記載が なかった。 |
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●右谷山林道を進む 積雪は50センチはありそうだが ワカンが有効に決まり脛程度の 沈み込みで済む。 ワカンの効用が再確認出来た。 |
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●林道脇の標識 途中の林道脇に大きな標識が 立っていた。現在地が記してあるが 深雪の影響もあり 余り距離は稼いでいないようだ。 |
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●右谷山林道の様子 林道には小さな二俣があるがメイン の道を選択して進む。 堰堤のような場所から左折するよう に林道が伸びていた。ここに ショートカットの赤テープがあった ので沢グルメさんが偵察に行くが 腹まで埋没してしまう。 ショートカットを諦め忠実に林道を 歩くことにした。 |
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●右谷山林道の終点広場 右谷山林道は地図には記載がない ので何処まで通じているのか? 縦走路まで行っているかもしれない と期待して歩いたが途中で途切れて いた。終点は小さな広場になって いる。地図で方向を確認して 左手上の縦走路目指して 杉の植林帯を直登することにした。 この広場から縦走路へ上がる登山道 があるかどうかは確認出来なかった。 |
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●支尾根で休憩する 林道の終点から猛烈な急登を 45分間ラッセルする。やがて 傾斜の緩やかな支尾根に出る。 薮ケ垰から右谷山への縦走路は 目前に見えていた。 |
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●小五郎山を望む 支尾根にあがると左手に台形をした 小五郎山が見えて来た。 標高は低いがナカナカ綺麗な山だ。 午後から気温もあがりワカンに雪が 纏わりつくようになり体力を消耗する。 |
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●縦走路の道標 ほどなく縦走路に出た。 コース上には立派な道標がある。 雪が段々と深くなり僅かな距離の 行程にも時間がかかる。 この標識から右谷山へ600M 進むのに25分も費やす。 |
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●右谷山の山頂 今日は寂地山手前の鞍部で幕営 の計画であったが予定を変更して みのこし峠までとする。 右谷山はカタクリで有名な山だそう でTAKAさんはその季節に何度も この山へ来ているそうだ。 |
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●みのこし峠のテント場 九州さんらく会の新鋭:綾吉さんは パワフルな女性会員だ。 テント場の整地にワカンを履いて 大活躍していた。(^^♪ 整地をしてテントを2張り設営する。 夜は皆さん提供のご馳走攻めに遭い 持参した食料は何も減らなかった。 最後はヤマメ11さんお得意定番の 焼きソバで腹一杯になる。 |
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●寂地山へのラッセル 翌日は4時50分起床し7時には 出発する。トレースのない雪面に 足跡を残して歩くのは気持ちの良い ものだ。栄養補給の効果か? 前日の疲労も回復して 皆さん快調な足取りで前進する。 |
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●快調なメンバー 先頭を歩く山ふたすじさんは還暦を 迎えて益々パワーアップしている。 夏には西穂高〜奥穂高岳縦走の リーダー<担当>を務めるそうだ。 疲れも見せず黙々とラッセルに 汗を流していた。 |
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●南寂地山の登り 寂地山鞍部の手前に南寂地山が ある。この小さなポコを越えれば 寂地峡分岐は近い。 |
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●安蔵寺山を望む 冬枯れの季節で縦走路から付近の 山が見えていた。中国地方の山は 不案内で山の名前が分からない。 帰宅して確認すると写真の山は 安蔵寺山のようだ。 |
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●寂地峡への分岐 寂地峡<寂地林道>分岐へ着くと 明解なトレースがあった。 これなら楽に冠山へ行けそうだ。 皆さんの喜んだ顔が印象的であった! |
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●寂地山の山頂 トレースがあると行程がはかどる。 8分で寂地山へ着く。 山頂は大きなブナ林に囲まれて 気持ちが良い。このトレースは何処 まで続いているのか解らないので 先を急ぐことにした。 |
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●冠山へのトレース 丹念にトレースを辿る。 前日と違いどんどんと距離を稼ぐ。 松ノ木峠分岐まで平坦な尾根道が 続く。尾根が広いのでガスの時は 細心の注意が必要だと思った。 |
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●松ノ木峠への分岐 松ノ木峠&安芸冠山のT字路には 写真の小さな標識がある。 この標識を見落とさないように注意 しょう。ここからルートは左折する。 |
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●ダイレクトに冠山へ トレースは安芸冠山から南へ派生する 尾根に向かっているようだ。 我々はワカン歩行訓練の仕上げを 兼ねてトレースから離れてダイレクト に冠山を目指すことにした。 この付近の積雪は優に1Mを越えて いるようだがワカンが有効に決まる。 |
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●山頂下の急登 山頂手前は相当な急坂である。 ここで先頭はピッケルやストックを 使ったラッセル訓練をしながら山頂を 目指す。ラッセルは体力勝負だ! |
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●安芸冠山の山頂 山頂手前でトレースに合流して 難なく安芸冠山へ着く。 我々が山頂で休憩していると大勢の 登山者が潮原温泉から登って 来た。流石に安芸冠山は 中国地方の名山である。 |
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●雪上確保の練習 山頂の斜面を使いセルフビレー用 のアンカーの作り方や雪上確保の 練習を行った。 写真はスタンディング・アックス・ビレー の練習に励む皆さん! |
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●安芸冠山を見る 座る場所もない位の登山者で山頂は 満員御礼となる。我々は雪山訓練 を切り上げて下山する。 振り返ると安芸冠山が雄姿を見せて いた。 |
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●耐風姿勢の練習 下山途中の斜面を利用して滑落停止 &耐風姿勢の練習をする。 今回はアイゼンを履く機会がなく アイゼン歩行の練習が出来ず残念で あった。 |
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●クルソン本谷を渡る 山頂からクルソン谷コースを使い 下山する。国体コースは最近ルート の変更があったようだ。 |
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●下山地の潮原温泉:松かわ 650円の入浴料を支払い2日間の 汗を流す。沢グルメさんとヤマメ11 さんが入山口の寂地峡駐車場まで 車を取りに行って下さる。 <往復45分> その後2台の車で帰宅する。 |