猛暑の英彦山(耐暑)登山紀行

開 催 日 2001年 8月 5日(日)晴れ
場   所 英彦山(福岡県)
参 加 者

  15名
なかむとし・ぴろりん・山キチ・ふじ・山旅人・TAKA・ヤマメ11
かおる・山小夜・あかげら・きょん・山ひとすじ(以上会員)
ホワイトマン・ありんこ・福岡のうさぎ(以上ゲスト)
コ ー ス 別所駐車場〜奉幣殿〜玉屋神社-5分〜鬼杉〜南岳〜中岳〜
奉幣殿〜別所駐車場⇒車で移動⇒しゃくなげ温泉

<詳細紀行文>ふじ    <写真提供>ぴろりん、山ひとすじ  <HP編集>山ひとすじ


出発を前に駐車場で


奉幣殿へ到着


汗を拭いたり、水分を補給したり


鬼杉で出会ったコジロウさんを交えてパチリ!


鬼杉の水場に咲いていたイワタバコ


材木石上の展望台で 


鎖場近くに咲いていたママコナ


工事の方?扇子とねじり鉢巻がかっこ良い


中岳山頂標識横で記念撮影


下山途中でツチアケビも見られた

 今回は「新生山びこ会」の良き先例となるようにと、元「しっかり歩く分科会」の山旅人さんが企画されたものと勝手に思い込み「よし!」という意気込みで参加した。
別所駐車場に着いたのが集合時間2分前、ギリギリだったがセーフである。にもかかわらず、もう全員揃い、いつでも出発できる状態であった。
ここにも新生山びこ会の意気込みを感じた。
早速、世話人山旅人さんによる皆さんの紹介がありいざ山頂へと出発。

 先頭に山旅人さん、最後尾にやまめ11さん、女性を前に、あとはフォローといった隊列である。
 登山口では、おまわりさんがたくさん出て、英彦山の観光案内や登山の注意を呼びかけ、記念品(磁石など)を配っていた。
 この記念品の中に「星を見る登山」で話題になっている”フエ”があったので、それをもらった。山行後の掲示板カキコのとおり、やはり吹いてみたくなり吹いてみた。ぴろりんさんに「蛇が出るぞ」と脅され、慌ててやめる。(^^ゞ
 かおるさんは、やさしい口調でおまわりさんに「もう一ついいですか」と言う。
ヘビに睨まれたカエルとはこのことか、凍ったおまわりさんにノーは言えない。こうしてやすやすと2品(ふたしな)せしめる。
”おどし”とはこういうやさしい言葉で来るものかということを知る。おまわりさん、すみません。

 奉幣殿で最初の休憩をして、安全登山を祈念して登山道に入いった。
上り下りを繰り返す、ややハードなコースを通り玉屋神社に着いた。
まだ皆さん余裕たっぷりな様子であったが、自分には休憩が嬉しいタイミングであった。
 ここまでの安全と、これからの楽しさを祈ろうとしたが、賽銭が見つからない。探していると、Kさんの「賽銭は、お金で安全や幸福を買うようで少し・・・」の言葉。目からウロコで納得し、賽銭を出さず、心を込めてお祈りをした。

 玉屋神社からも相変わらず上り下りがつづく。すべりやすい所もあるが、さすがに皆さん、山歩きには慣れている感じだ。と思ったら、前の方で女性がすべって前に倒れ両手をついたように見えた。かおるさんらしい。
「大丈夫だろうか」と心配してたら、「腕立て伏せをしている・・・。」というTAKAさんの言葉にホッとする。(ここで皆の爆笑???)
でも、いくら山道が物足りないといっても、こんな所でまで訓練するとは、さすがに北九州組だと思った。
少しすると今度は別の女性(確認できなかった)がスリップ。「大丈夫ですか」とすかさずフォローするTAKAさん。(再度、皆の爆笑???)
かおるさんはプンプン。「私の時は、腕立て伏せですか。で今度は、大丈夫ですか。なんじゃそれはー」。何の事かよく分からないが、山びこ会の人たちは登山を楽しむのが上手だ。

 鬼杉に着く。昔は75mあったという鬼杉も今は38m。それでもりっぱなものである。
ここでコジローさんにバッタリ出会った。
花や小鳥や諸々の話で盛り上がっていった。
そのとき、ある小鳥の鳴き声に、あかげらさんが驚いたように飛び上がり、声の主を探す。「身内のかたですか。」と揶揄するYさん。お菓子、冷たいゼリーなど取り出し、遠足ムードの休憩であった。

 くさり場に来て、このあたりから樹林の中の道が終わり、太陽が顔を出す。
TAKAさんの麦わら帽子が役に立ってくる。
くさり場は登山の雰囲気を醸し出す良い所だが、距離が短いのが少し残念。
ここで記念写真が欲しかったが、シャイな自分には言い出すことができなかった。

 南岳に着いたが、休憩なしで中岳への急坂を下る。ここで脚の長いうさぎさんが、前の人に遅れる。
後ろの人に「下りは苦手だからごめん」
後ろのかおりさん「私も下りは苦手、おかげでゆっくり行けていいです」大人の会話である。
そこへ「うさぎだから、下りに弱いのは仕方がないよね」となぐさめだか、揶揄だか分からないことを言う人がいた。

 12時少し前に中岳(上宮)到着。すると先頭グループから歓声が上がる。きょんさんである。一人先回りして、皆が休める場所を確保して待っていた。
 中岳の山びこ会のムードはいたって楽しい。
やまめ11さんのリュックは相変わらずだ。何が出てくるか分からない。
ぴろりんさんは自分で作ったおむすび。見るからにおいしそうである。
ホワイトマンさんは自宅で取れたトマトを出す。
食べたかったが2つしかなかったので遠慮する。
紀行文を書くことが分かっていたら、他の人の持ち物もチェックしていたのに、残念。
他の登山者たちの視線が自然に集まってくる。
「楽しそうでいいなー」か「何だこの人たちは」かは分からないが、どちらでもいいや。

13:00、下山開始。
上宮に立ち寄り、山ひとすじさんが顔なじみの上宮の方に頼み英彦山の説明をしてもらった。
花、うるし、小鳥、etc.、これも話が弾み長くなる。

 下りは正面より、水場(以前は薄暗かったが、今は台風で木が折れ、明るくなっている。やまめ11さん談)を通りガレ場を一直線に下る。
疲れていると思うのに、少しもそんな様子も見せず、むしろ軽快そうにこの難路を歩き、やがて奉幣殿に着く。
皆さん、「やったぞ」という充実感あふれたいい顔であった。

 駐車場からしゃくなげ荘へ直行。温泉でさっぱりして、休憩室で待っているがなかなか集まらない。
待ちくたびれているのが分かったのか、ホワイトマンさんがビールを差し入れてくれる。
 女性は仕方ないにしても、ぴろりんさんがいない。
女性が温泉から上がってくるが、何か変な雰囲気である。しばらくして、やっとぴろりんさんがやってきた。
皆の「また何かやったんですか」の顔に、先手をうって「今回は自分ではない」と、慌てて弁明する。
実は、きょんさんがバッグ(財布入り)を奉幣殿に忘れ大騒ぎ、途中まで車、それから奉幣殿までお供させられたとのこと。バッグはみこさんの所に届けられていて無事。
ちょっと興奮気味に喜んでいるきょんさんにつられたのか、ジュースのおつりを取り忘れたのはかおるさんでしたか。皆さん、話題を作るのが上手だ。
これで、ぴろりんさんの車のガス欠が報告されていれば満点だったのに。

 福岡のうさぎさんが即入会を表明された。ありんこさんと、ホワイトマンさんは少し考えてからという挨拶があった。
その後、代表なかむとしさんのシメのあいさつで、楽しい英彦山山行はお開きとなった。

 最後になったが、山旅人さん、山ひとすじさん、山キチさんは南アルプスから帰ってきたばかりなのに、少しの疲れも見せず、その健脚ぶりには驚かされた。
山小夜さんは乗馬で鍛えた足腰のバランスの良さで、本当に軽い歩きだった。
なかむとしさんはグループを締めるという非常に大切な存在だということがよく分かった。

 山旅人さん、やまめ11さん本当にご苦労様、そして有難うございました。

皆さん、お疲れ様でした。