杉ガ越〜傾山〜払鳥屋

●●アケボノツツジの美しい静かなコースを紹介します●●

傾山への登山コースは沢山ありますが、今回のコースは初めてです。
杉ガ越から傾山のコースは南稜とも呼ばれています。
杉ガ越登山口からアップダウンの続く尾根道は相当ハードなコースです。
今回は払鳥屋<林道終点>登山口に、
車を一台デポして、南稜から傾山を経て払鳥屋へと歩いて見ました。
払鳥屋の林道終点から、杉ガ越トンネルまで車で45分かかります。
終日、アケボノツツジを見ながらの素晴らしいコースでした。
静かな山旅がお好きな人にお薦めしたいと思います。
●月日 2002年4月21日 
●参加者
 山ひとすじご夫妻・ふじさん・YAPPYさん・ヤマメ11さん・山部さん・山旅人
●天気 小雨 <終日>
●参考コースタイム
 杉ガ越トンネル登山口(2:45)三段梯子(1:05)傾山(0:40)西山分岐
 (1:15)払鳥屋林道終点登山口
●備考
 ・南稜コースには梯子やザイルが沢山あります。
 ・杉ガ越から傾山を往復するには相当な体力が必要です。
 ・払鳥屋コースは急坂ですがルートは整備されています。
 ・林道終点の駐車場は狭いのでマイクロバスの方向転換は無理です。
●杉ガ越トンネル登山口
国道326線から木浦鉱山を経て杉ガ越トンネル
を目指します。登山口は見立側にあります。
今日は沢山の車が停まっていました。
生憎の小雨で全員雨具を着けて出発です。
今年はお花が早くアケボノツツジ鑑賞のため
急遽今回の山行を計画しました。
●アップダウンの続く南稜コース
杉ガ越トンネル登山口から僅かに登ると
杉ガ越大明神の小さな祠があります。
ここから左折して南稜の縦走路に入ります。
三段梯子まで幾つのアップダウンがあるので
しょうか?
●自然林の美しい南稜
今日は小雨の天気でガスがかかっています。
周囲の展望は駄目で様子が分かりません。
ガスの中の自然林はとても綺麗でした。
アケボノツツジやミツバツツジが沢山あります。
ヒカゲツツジも見ることが出来ました。
●整備の行き届いた登山道
危険な場所にはステンレス製の梯子や
フィックスザイルが沢山あります。
この登山道は良く整備されています。
傾山への最終の登りが始まる三段梯子まで
休憩を入れて3時間かかりました。
●岩場に咲くアケボノツツジ
水墨画のような美しい風景です。
高度1100〜1200Mのアケボノツツジが
丁度満開でした。
●満開のアケボノツツジ
鮮やかな色のアケボノツツジです。
皆さん、歓喜の声をあげられていました。
私は毎年アケボノツツジを見に行っています。
今年のアケボノツツジも満足しました。
●急登が始まる三段梯子
この三段梯子から傾山の急登が始まります。
ここまでのアップダウン<20コ?>で
相当な労力を使っています。
ゆっくりと山頂を目指して下さい。
●ガスの中の傾山ピーク
三段梯子から気合いを入れて急登をあがると
九折越からの縦走路と合流します。
ここから右折して前傾を越え
更に進むと標高1602Mの傾山頂です。
生憎のお天気で20分休憩して下山しました。
今来た道を戻ります。
●冷水コース分岐点
傾山から戻り写真の標識から冷水コースへ
入ります。山頂付近には三尾への分岐点が
ありますので間違えないようにして下さい。
●気持ちの良いホトクリ原付近
冷水コースは良く整備されています。
高度を下げて進みますとホトクリ原になります。
この付近のアケボノツツジはまだ開花して
いませんでした。
●お花の咲き乱れる縦走路
ホトクリ原から更に下ると白色のムシカリと
ピンクのアケボノツツジのお花の競演が始まり
ます。西山分岐までこの風景が続き
我々の目を楽しませてくれます。
●西山分岐<そで尾>
小さな岩峰を登り僅かに下ると写真の
分岐があります。ここから右折して払鳥屋を
目指します。ムシカリのお花が満開でした。
この分岐を真直ぐ進むと
冷水コースで大白谷へと続いています。
この西山分岐はそで尾と呼ばれています。
●急坂の続く下山道
西山分岐から祖母山の黒金尾根のような
自然林の道を下山します。
相当な急坂です。途中、道のそばに満開の
アケボノツツジが咲いていました。
雨もやみましたので、皆さんカメラを出して
写真撮影を始めたようです。
●さんしょう谷を渡る
急坂をグングン下ると林道に出ます。
道標に従って更に下ると写真の沢があります。
丸木橋を渡り下ります。
立派な標識のある登山口へ到着します。
もう一度沢を渡ると僅かで林道終点登山口に
出ます。
●林道終点<払鳥屋>登山口
写真は林道終点登山口です。
登山届の箱がありました。
ここの駐車場は5台程度の広さしかありません。
大型の車両は方向転換が難しいと思います。
ここから車で45分、杉ガ越トンネル登山口へ
戻りました。