祖母山系:センスジ谷の沢登り

●●ナメ滝の美しい千筋谷を紹介します●●

同好会嵐の山行が中止となり、静養する気でいましたが、
親友のT田さんから、前日電話が入り、センスジ谷へ行かないか?とのこと!
二つ返事で出掛けることにしました。
この谷は祖母山九合目小屋の小屋番、加藤さんお薦めの谷でもあります。
台風の影響でしょうか、谷の上部は相当荒れておりました。
下部の200Mナメ滝は綺麗で感動しましたが、上部の階段状100Mのナメ滝は、
一部が岩屑で埋もれており、残念ながら綺麗とは言えない状況でした。
又最上部のセンスジ滝の手前、倒木が谷を塞いでおり遡行不可能でした。
この地点で遡行を終了して、左手の支尾根に取り付き縦走路へ!
縦走路までは、傾斜の急な支尾根ですから落石に注意して下さい。
●月日 2006年9月3日  ●天気 曇り
●参加者 T田さん、Y田さん、Y山さん、山旅人
●参考コースタイム
 尾平駐車場(7:25)〜入渓地(7:35)〜30M滝下(8:00)(8:05)
 〜高巻終了点(8:35)(8:50)〜200Mナメ滝入口(8:55)
 〜標高900M二俣(9:15)〜階段状100Mのナメ滝(9:23)
 〜休(9:30)(9:40)〜遡行終了点(9:45)〜休(10:10)(10:20)
 〜縦走路(10:45)(11:20)〜尾平越(11:30)
 〜尾平トンネル(11:55)(12:05)〜尾平駐車場(12:45)
●参考ホームページ
 ピナクル山岳会、平会長の沢紀行センスジ谷を参考にしました。
 詳しい遡行図があります。祖母山九合目小屋番の加藤さんが管理する、
 祖母傾バリハイ情報の千筋谷も併せてご覧下さい。

↑尾平駐車場<有料>

↑新設された公衆トイレ
尾平駐車場に車を停める。駐車場代500円を料金箱に入れ、準備をしてから出発する。
駐車場から黒金尾根方向へ100M歩くと、最近新設された立派な公衆トイレがある。
今までは、ほしこがin尾平さんのトイレを拝借していたが、これからは便利になった。

↑入渓地

↑林道or遊歩道の橋?
尾平駐車場から10分歩くと宮原コースへ行く吊橋がある。
橋の下を通った左手の小さな谷が、センスジ谷になる。入渓地は驚くほど狭い。
入渓して直ぐ右上写真の橋がある。林道or遊歩道の工事をしているようだ。
一旦林道にあがり更入渓する。

↑トユ状の滝

↑綺麗な30Mの滝
再入渓して間もなく綺麗なトユ状の滝がある。簡単に通過出来る。
入渓地から25分で30Mの滝下に着く。平氏の遡行図では、30M・20M・15Mと滝が続く。
この滝は登れないので、遡行図に従い右側を高巻く。右側は、ほとんど踏み跡がなかった。
加藤さんのHPでは左側を巻くことになっており、左側には明確な踏み跡があるようだ?
我々は左側の巻き道は確認していない。

↑傾斜した綺麗なナメ滝

↑200Mナメ滝入口
30M、20Mと巻き、一度谷へ戻ったが、次の15Mも登れないので再度高巻いた。
30分かかって高巻を終え谷に戻る。この高巻は結構時間がかかった。
谷に戻ると傾斜した綺麗なナメ滝がある。この上で休憩して後半戦に備える。
休憩地点から数分歩くと、センスジ谷名物、200Mナメ滝が現われた。
↑ハイライト:200Mナメ滝
200Mとはナカナカ長い。水量は少なく薄く水がながれている。
花崗岩の岩はフリクションが良く効くので、傾斜があっても快適に歩ける。
スゴイ〜! キレイ〜! キモチイイ〜! と感動の声があがる!

↑長いナメ滝を見下す

↑20Mのナメ滝を登る
200Mナメ滝の終了地点に20Mのナメ滝がある。中央左側を直登する。
最上部の落ち口付近は滑り易いので、左手のブッシュ帯に逃げて滝上に出た。
ここでお助け紐を出す。この谷では、ザイルなど使用する場面はなかった。
↑標高900Mの二俣
ハイライトの200Mナメ滝を楽しみ更に前進する。標高900Mの二俣がある。
右俣が本流とされている。我々は平氏の遡行図に従い、水量の少ない左俣へ入った。
心友のjimnyさんは右俣を歩いたようだ。記録は祖母山・センスジ谷で沢登りを参照のこと!
二俣上部には沢山の岩屑が堆積している。平氏の遡行図には5M、3Mの滝とあるが、
どこが滝か分らなかった。直ぐ前方に、階段状100Mのナメ滝が見えて来る。

↑階段状ナメ滝入口付近

↑階段状100Mのナメ滝
今回、楽しみにしていた階段状100Mのナメ滝は谷幅も狭く、
水量は殆んどなく、下部は岩屑が散乱して、イマイチとの印象であった。
お花博士のY田さんは、岩壁にお花を見つけ声を出して我々に示していた。<右上写真>
何時もお花の名前を教えて頂くが、直ぐに忘れて叱責を。。。

↑倒木で埋もれた谷<遡行終了点>

↑30Mのセンスジ滝?
次の目標は30Mのセンスジ滝になる。
センスジ滝の手前に来ると倒木で谷が埋もれていた。仕方なく遡行はここで終了した。
左手から急な支尾根にあがる。決して落石を起こしてはならない。
右手樹木の間から、大きな滝が見える。この滝がセンスジ滝かな?
↑傾斜の急な支尾根を頑張る
この支尾根は傾斜が急でナカナカ手強い。ターザン登りで高度を稼ぐ。
浮いた石、涸れた枝が多いので充分注意しょう。ヤブ漕ぎはなく縦走路に出た。

↑縦走路で休む

↑涼しい尾平トンネル
縦走路で冷たいビールをご馳走になる。登山靴に履き替え、尾平駐車場へと下山した。
尾平トンネルは冷たい風が吹き抜け天然のクーラーとなっている。
ほしこがin尾平で入浴<300円>してから帰宅した。
T田さん、Y田さん、Y山さん、お誘い頂き、ありがとうございました。