シメ(スズメ目アトリ科)
 ヨーロッパ中部及び南部、カスピ海西岸からロシア南部を経てカムチャッカ南部、アムール中国東北部、サハリン、千島で繁殖し、北方のものは冬季南へ渡る。
日本では、本州中部以北で繁殖するほか、冬鳥として全国に渡来する。

特徴  太いくちばし、ずんぐりした体。短い尾。
雄の頭上と頬は茶褐色。姿形はイカルに似るが、イカルは頭部が黒く、体色は灰色などで区別は容易。また、シメの方が尾が短い。飛ぶと翼の白い帯が目立つ。

鳴き声 ほとんど鳴かない。
      ツェッ、ピチッ。ツィー

生息場所 低地から山地の落葉広葉樹林。公園、庭。
エノキやカエデなとの種を太いくちばしで割って食べる。かなり固い種も割るので、近くにいるとパチッと殻を割る音が聞こえる。
春秋の渡りのときには群れをつくるが、冬は単独でいることが多く、低地の庭や公園に来ることもある。
ほとんど鳴かない鳥で、繁殖期にもあまりさえずらない。

大きさ 全長 19p、
      翼開長 31p

  (撮影2006年01月04日)
  (撮影2007年02月19日)
(撮影2009年01月13日)
(撮影2009年03月09日)

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