第4日目 7月26日・日 (7.9q 歩行6時間19分) キレット小屋(05:30) → 北峰分岐点(06:54/06:58) → 鹿島槍ガ岳南岳2890m(07:34/07:55) → 布引山(08:37/08:51) → 冷池山荘(09:34/09:53) → 爺ガ岳南峰2670m(11:14/11:18) → 種池山荘2450m(11:49) |
五竜岳から鹿島槍ヶ岳の間は荒々しい岩峰が連なる稜線で、後立山連峰の核心部で今日はその残りを通過する。 キレット小屋を出てハシゴを登ると、いよいよ八峰キレットだ。コースにはクサリがほとんど連続して付けられている。昨夜の雨で濡れている岩場等に細心の注意を払って、先ずハシゴで一段下り、このコースで唯一信州側を、クサリに頼ってトラバースする。 そして、再びハシゴを下って、キレットの最低鞍部立つ。ここから黒部側を巻き、ハシゴで一段上がれば、鹿島槍への急な登りが始まる。 |
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岩場を登るひとすじです。 | |
ガスの中の鹿島槍ヶ岳北峰を前に見ながら右へと大きく巻くように登れると吊尾根の雪田に出ます。ここが北峰への分岐点です。 ここから北峰へは左へ稜線通しにひと登り、ここにザックを置いて北峰へ往復することが出来ますが、今回はガスの中で展望も期待できないので、そのまま鹿島槍ヶ岳南峰へと向かうことにしました。 |
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雪田横を進み二、三のコブを越え、急な登りを通過して南峰の頂上に出ました。 \(^o^)/ 後立山連峰の中央に位置する鹿島槍ヶ岳(2889m)は、南北二つの頂上を持つ端麗な双耳峰です。南峰と北峰を結ぶなだらかな曲線は美しい吊尾根を形成し全てのアルピニストの憧憬となっています。 山麓から眺めた左に爺ケ岳、右に五竜岳を従えたその姿はまさに安曇野一の名峰と云われているそうです。 天候が午後は崩れるとのことで、小休止の後直ぐに出発しました。 |
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鹿島槍ヶ岳から北に派生する尾根の向こうには剣岳方面が見えています。 | |
南峰の下りをジグザクに下ると布引山に着きます。 | |
布引山から見たこれから向かう爺ケ岳です。 この画像では見難いですが、右の稜線には種池山荘が見えます。 ここからは手前の冷池山荘は未だ見えません。 |
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冷池山荘を通過し森林帯を下り、信州側のザレの縁を登ると、ケルンがある赤岩尾根の分岐に出ます。 | |
爺ケ岳へ向かう途中振り返ると、今通ってきた冷池山荘が見えていました。 | |
爺ケ岳に登る途中振り返ると、今先降りてきた鹿島槍ヶ岳が、一瞬微かに姿を見せました。 | |
更に登ると視界が開け、黒部側をゆっくり横切っていくと爺ヶ岳の南峰への道の分岐に出ます。 爺ケ岳南峰山頂で居合わせた人にシャッターを押して貰いました。 |
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爺ケ岳南峰から広く展望の良い稜線を下る途中、種池山荘迄後30分位の所から雨が降り出し雨具をつけました。 種池山荘付近は、コバイケイソウ、チングルマ、キヌガサソウなどの群落に囲まれた後立山には珍しい、なだらかな草地に立つ小屋です。この画像は雨に曇っています。 |
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第5日目 7月27日・月 (5q歩行2時間30分) 種池山荘(06:00) → 扇沢(1420m(08:30) 初めにも書いていますが、九州で降った大雨が針ノ木峠に向かう今日は、こちらに移動して来て、落雷の恐れもあるということで、今回も予定していた、種池小屋から針ノ木峠、そして針ノ木雪渓を下り扇沢へのコースは断念し、下山することにしました。 何れリベンジを計画しなくては・・・。(*^_^*) 下山後は途中で一緒になった東京と愛媛の方と一緒に大町温泉・薬師の湯で汗を流して、信濃大町 → 松本 → 名古屋とJRで移動。名古屋からは新幹線のぞみと乗り継いで、予定より1日早く帰宅しました。 |
◎今回の山行を振り返って |
梅雨が明けないまま雨も覚悟で出かけましたが、下山した日を除き大した雨にもあわず、八方尾根〜唐松山荘〜キレット小屋〜種池山荘〜扇沢と歩け良かったのではないかと思います。 私も膝を痛めて以来、6年振りの北アルプスでしたが、筋肉痛は出たものの何とか無事最後まで歩けて、少し自信が戻ってきました。(^^♪ 今回宿泊した小屋は、天候の性かどこもゆっくり泊まれてラッキーでした。 |
シモツケソウ, |
ニッコウキスゲ |
キンコウカ |
ミヤマアズマギク |
イブキジャコウソウ |
エゾシオガマ |
ミネウスユキソウ |
イワイチョウ |
ハクサンコザクラ |
ミヤマダイモンジソウ |
ハクサンチドリ |
? |
コメツツジ? |
チシマギキョウ |
タカネバラ |
ミヤマミミナグサ |
ミヤマコゴメグサ |
ミヤマムラサキ |
キバナカワラマツバ |
ホツツジ |
クルマユリ |
オオサクラソウ |
ハクサンタイゲキ |
エンレイソウ |
サンカヨウ |
オオヒョウタンボク |
キヌガサソウ |
ハクサンシャクナゲ |
ゴゼンタチバナ |
ヒメイチゲ |
アオノツガザクラ |
ミヤマダイコンソウ |
ミネズオウ |
イワカガミ |
コバイケイソウ |
リンネソウ |
ヤマハハコ |
ヨツバシオガマ |
アカモノ | シロウマチドリ |
ミヤマアキノキリンソウ |
キヌガサソウ |
ミツバオウレン |
タカネシオガマ |
イワツメクサ |
ムシトリスミレ |
ハクサンフウロ |
キバナノコマノツメ |
タカネヤハズハハコ |
ミヤマオダマキ |
オヤマノエンドウ | イワベンケイ |
シコタンソウ | ウルップソウ(一寸過ぎていて残念) |
ミヤマクワガタ |
チシマギキョウ白花?, |
イワウメ |
ショウジョウバカマ |
シナノキンバイ | チングルマ |
コケモモ |
コマクサ |