加賀の白山と常念岳・蝶ケ岳・大滝山・徳本峠・島々縦走
             (2014年07月21日~07月27日)

(第一部 7月21日~7月23日 白山登山)
 白山国立公園は、富山、石川、福井、岐阜の4県にまたがり、白山の主峰である御前峰を中心におよそ東西20km、南北40kmにわたって指定されています。白山は、富士山、立山とともに日本三名山として、古くから山岳信仰の対象となっており、また高山植物の宝庫としても知られ、夏季にはあちこちにお花畑が見られます。ハクサンシャクナゲ、ハクサンフウロ、ハクサンチドリなど「ハクサン」の名がつく可憐な花々が沢山あり、山の名前を冠した植物の名前の数は日本一を誇っています。

 今年6月末から高速道路の土日・深夜の50%割引がなくなり、今回から交通費も上がったことでもあるし、今回計画していた常念山脈の縦走に合わせて、この高山植物の宝庫に立ち寄ることにしました。

 山中での山小屋の混雑が比較的少ない平日になるように計画して出発することにしました。
登山口までの移動は、今回もマイカーを利用しました。高速道路の30%割引を受けるためには、土日祝祭日を利用するか、平日は高速道の出入り口を0時~4時の間に通過する必要があります。今回は出発日を月曜日ですが海の日の祝日としました。
 
白山断面図
第1日目 07月21日(月) 移動日 市ノ瀬VC・Pで車中泊 
 自宅を6時40分に出て、八幡ICから高速道路に乗り、約800kmを休憩を取りながら走り、福井北ICを15時45分頃降りました。
ここから一般道路を永平寺町、勝山市、石川県に入って白峰温泉を通り抜けて白山温泉にある市ノ瀬ビジターセンターPAに着きました。

途中福井市内のコンビニで夕食と翌日の食材等を購入して行きました。 
左の画像は市ノ瀬ビジターセンターです。
第2日目 07月22日(火) 室堂泊
  市ノ瀬VC・P→別当出合5.35 この日はシャトルバスが運行されず、別当出合迄マイカーで行きました。
 駐車場別当出合(1260m)5.51→7.30仙人窟(1850m)7.36→8.37殿ケ池避難小屋(2050m)8.47→
 9.26馬のたて髪(2200m)9.28→10.04黒ボコ岩(2320m)10.12→10.41室堂(2450m)10.57→
 11.43御前峰(2702m)11.56→お池めぐり→13.36室堂
別当出合は駐車場が低いところにあるので、そこに駐車すると随分登山口まで登ることになるので、少し手前に駐車しました。
別当出合登山口。
右手の吊り橋を渡ると砂防新道です。
左手、ブナ等の林の中を登って行くと、砂防工事用の車道に出ます。
林の中に巻き道がつくられた。
ダケカンバがまばらに混じる林の中を登りは次第に急になり、やがて六万から続く尾根にでる。この尾根には越前禅定道が開かれている。小さなピークを越えて少し登ったところに殿ヶ池避難小屋が建っている。小さな池だが、雲や霧を支配する竜神が住むという伝説があるそうです。 
途中に、白山を開いた泰澄大師が千匹の悪蛇を閉じ込めたといわれている蛇塚がある。

ここを過ぎればやがて黒ボコ岩で、砂防新道と合している。 
これより風景は一変して、視野いっぱいに弥陀ヶ原が広がり、雪渓の白さが目につく。生憎ガスがかかって山は時々見えなくなっていた。
人の踏圧と水の浸食から植生を保護するために、ロープが張られ、石を敷きつめられている。
やがて右からエコーラインを登ってきた人達と一緒になり、五葉坂の登りにかかる。
この登りはなかなかこたえるがこの坂を登りきれば室堂だ。
ビジターセンターへ行き、受付を済まそうと思ったが、到着が早すぎて、13時の受け付け開始迄に3時間程あるので、先に山頂の御前峰と池めぐりをすることにしました。

センターには売店、食堂、展示コーナー、トイレがあり、夏山期間中には診療所、郵便局、公衆電話、軽食喫茶室も開設される。宿泊棟はセンターに向かって左に御前荘、こざくら荘、くろゆり荘、右に白山荘の4棟があり、収容人員は750名とされています。
社務所の横の鳥居をくぐって行く。後ろの山が御前峰です。
青石(地上と天井の境界)、高天原を過ぎると勾配も急になる。
やがて白山比咩神社奥宮の鎮座する2702mの御前峰頂上に到着する。    
御前峰頂上の山頂標識。
ガスが度々通り過ぎて視界はあまり良くなかった。 
今登ってきた南側の室堂方面の展望。雪渓がまだあちこちに見えていました。
お天気が良ければ頂上からの眺めは、独立峰のため遮るものがない。東を見れば、火口跡を挟んで大汝峰、剣ヶ峰と三方崩山の向こうに、日本アルプス連峰や八ヶ岳、乗鞍岳、御岳等が浮かぶ。北へは妙法山から三方岩岳、笈ケ岳と続く加賀・飛騨国境の稜線が連なって、空気が澄んでいれば能登半島、日本海までも一望できるとのことだったが・・・。

御前峰から見る剣ヶ峰。
           (2677m)
剣ヶ峰の左手には大汝峰。
            (2847m)

頂上からは、お池めぐりと称しているコースを通って室堂に帰るのが楽しい。

頂上から約30分で千蛇ヶ池に着く。夏でも雪に閉ざされいるこの有名なこの池には、開山の師泰澄が千匹の蛇を閉じ込めたという伝説があり、もし万年雪が溶けたときには頭上の御宝庫が崩れ落ちて池をふさぐようにしたと伝えられている。

ジグザクの急な道を下りきると火口の底に着く。このあたりの風景は、室堂側から見たなだらかな緑におおわれた山容とは一変した荒々しさで、約2万年前の火山活動を想像させるのに充分だ。

道標に従って紺屋ヶ池、油ヶ池、翠ヶ池と、それぞれ特徴のある大小7つの池を巡る。


最も大きい池は翠ケ池は、1042年の爆発でできたと言われているが、神秘的な水の色はどこか人間界離れした美しさだ。

血の池から百姓池の辺りは白っぽい砂礫の中に巨岩が散在している。これは黒ボコ岩と同じ熱雲堆積物と呼ばれているものだそうだ。

ハクサンコザクラやコイワカガミ、クロユリ、ミヤマキンバイ等のお花畑を通り、水屋尻雪渓を渡って室堂にへ帰る。
私たちが宿泊した御前荘です。 
第3日目 07月23日(水) 
 室堂(2450m)6.05→6.28黒ボコ岩(2320m)6.29→南竜分岐(2090m)→7.50甚之助避難小屋(1970m)7.53
 →8.20別当覗(1750m)8.23→中飯場(1490m)9.00→9.40別当出合(1260m)9.45→09.55市ノ瀬(830m)
 白山温泉市ノ瀬P10.00~12.30白川郷
 
白川郷から国道158号線を通り豊科の南安タクシー駐車場に向かった。
翌朝日の出の1時間位前、白山比咩神社奥宮社務所の太鼓の音が聞こえたので、ご来光を期待しましたが、残念ながら見えなかったそうです。
室堂で朝食を済ませ、弁当を受け取り、名残惜しみながら弥陀ヶ原を通り五葉坂を降りる。

下りで膝を痛めないよう気を付けて降りる。延命水で喉を潤して行きました。 
甚の助避難小屋の前にはベンチがあり、左手の方には御舎利山、別山を望み、その北には南竜が馬場のなだらかな草原がつらなり、 甚の助谷に落ちています。
別当覗き。


ここから見下ろす別当谷の崩壊は凄まじい。向かいの尾根は登りに歩いた観光新道。 
中飯場。
別当坂分岐(1680m)で尾根に別れを告げる。あと2kmだが、ここからは激下りだ。

ダケカンバ、ブナが目立つようになって来て、なだらかな道と変わり吊り橋を渡りきると別当出合(1260m)に着く。  
車を回収して、 市ノ瀬ビジターセンター前にある白山温泉(600円)で汗を流す。

入浴後白峰温泉を通り抜け157号線を通り白山スーパー林道を通り白川郷へ向かいました。 

スーパー林道を走っていると白山の主峰と雪渓が見えていました。
白川郷で少し観光をして、今夜の宿泊地の豊科の南安タクシーへ158号線を通り向かいました。  
今回見た山野草はこちらからどうぞ。 

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