第2日目(11月28日) 大箆柄山 参加者 遊(也)・みや・山ふたすじ・山ひとすじ
グリーンカントリー高隈(7:30)〜高峠入口〜垂桜長尾コース登山口(8:00/8:22)〜七岳分岐(:)〜五合目(09:31/09:40)〜杖捨祠(10:11)〜大箆柄山(10:29/11:29)〜五合目(12:10)〜垂桜長尾コース登山口(13:00/13:10)〜垂水池田温泉(15:00)〜鹿児島空港IC〜山江SA〜古賀SA(19:55/19:57)〜八幡IC〜自宅(19:25)
  グリーンカントリー高隈

自炊設備等あり非常に良かった。
 大箆柄岳は、高隈山地の北部に位置し、この山地の最高峰で、「箆」はスズタケの意味で、地元では「柄」(ガラとも呼び、以前この一帯がスズタケに覆われていたことに由来するそうです。
 また地元では、大箆柄岳を「本岳」と呼び霧島山と並び称せられた霊山で、修験道の本山として山伏たちの修行がなされていたそうです。
 山頂からの展望は素晴らしく東に笠野原台地から志布志湾、都井岬、鰐塚山、北に高峠から大隈湖、桜島、霧島連峰、西に垂水市や、錦江湾を隔てて薩摩半島、南に鹿屋市から国見山、甫与志岳などが望めます。
なかでも、噴煙を上げる桜島の南岳火口淵は圧巻。
高隈山地の御岳や妻岳、二子岳、平岳、横岳、白山、小箆柄岳は指呼の間にあります。
高峠から垂水方面に向かうと・垂桜集落への道があるので左折。
途中「高隈山」登山口の標識が随所にありました。
大野原林道の途中に長尾コース登山口があり九州自然歩道からのコースと合流。車も駐車できます。(写真上)

駐車スペースの直ぐ下に左上の標識があります。

左側の画像が林道からの登山口です。
登り始めしばらくして、初めてみる「ツチトリモチ」に出会いました。
ツチトリモチは暖地の海岸に近い森林中に生える多年草。
根茎をすりつぶして鳥もちをつくるのでこの名前があるそうです。
クロキやハイノキなどの根に寄生する。高さは6〜12pになる。
花茎は多肉質で橙赤色。花穂は1個で肥厚し、卵状楕円状で、鮮紅色。
細かい黄色の雌花が多数つくが、外部からは見えない。
花期は10〜12月。
途中左手の樹間から七岳が見えていました。その左側には桜島も遠望できました。
サザンカがこの山は多いようで、登山道で散った花びらが沢山見られました。
登山口から1時間ほど歩くと、展望が開けた五合目に到着しました。ここで一息入れていきました。
五合目から30分ほど歩く、と高さ60センチほどの杖捨祠があります。

この名前の由来は、垂水郷、高隈郷より急な登りを終えて、ここまでくれば、もう杖はいらないの意で、現在も杖を置いて大箆柄岳山頂を目指す風習が残っているそうです。
画像の祠の横に立ち木のように見えるものは杖です。
この山は登山口は四方から林道が入り、比較的容易に登頂可能になっているようです。

今回は九州自然歩道の高峠、大野原、垂桜から七岳の南を経て大箆柄岳のピストンコースをとりました。

抜けるような青空の下で、山頂記念撮影です。
山頂標識の後ろに桜島がみえるのですが、画像を小さくしているので無理なようです。
雲の上に浮かんでいるのは屋久島です。

下記の画像は、カシミールで、同行の遊(也)さん作成されたものです。
開聞岳が霞んで見えていました。
雄大な桜島です。
北側に目を転じると、霧島の山なみの横には市房山も見えていました。
登山口付近から見た大箆柄岳です。