爺ケ岳南尾根〜種池山荘〜鹿島槍ケ岳<前半>

●●GWに親しい仲間と歩いた鹿島槍ケ岳を紹介します●●

2006年度のGWは、九州さんらく会の沢グルメさんのリクエストにお答えして、
私の大好きな山である鹿島槍ケ岳へ出掛けました。
長期休暇をとることの出来ない私の都合に合わせて山中2泊3日の日程でした。
テント山行の予定で、5名用+3名用のテントを荷上げしましたが、
背の高い夏用テントのため、強風で幕営出来ず、種池山荘に素泊りしました。
今回、男性22キロ上、女性15キロ上のボッカ山行となりました。
沢グルメさん、山ふたすじさん、ヤマメ11さん、天唐渓遊さん、綾吉さん!
楽しい山行、ありがとうございました。
●月日 2006年5月5日〜7日
●天候 5日〜快晴&強風  6日〜晴れ  7日〜小雨&強風
●参加者 <敬称略>
 沢グルメ:ヤマメ11:綾吉:天唐渓遊:山ふたすじ:山旅人
●参考コースタイム
 5月5日
  扇沢駐車場(7:17)〜爺ケ岳登山口(7:27)(7:33)〜休(7:55)(8:05)
  〜八ツ見ベンチ(8:37)〜休(8:45)(8:55)〜休(9:40)(9:55)
  〜休(10:35)(10:55)〜休(11:40)(11:55)〜ジャンクションピーク
  (12:07)〜休(12:25)(12:40)〜手前の平地(13:05)(13:15)
  〜爺ケ岳南峰(14:05)(14:20)〜種池山荘(14:47)
 5月6日
  種池山荘(6:45)〜休(7:30)(7:38)〜爺ケ岳中峰(7:48)(8:00)
  〜冷池山荘(8:52)(9:20)〜布引岳(10:20)(10:30)
  〜鹿島槍ケ岳(11:15)(12:00)〜冷池山荘(13:10)(13:35)
  〜休(14:20)(14:40)〜爺ケ岳南峰(15:24)〜種池山荘(15:50)
 5月7日
  種池山荘(6:17)〜爺ケ岳南峰(7:10)〜休(7:55)(8:05)
  〜ジャンクションピーク(9:06)(9:20)〜八ツ見ベンチ(9:45)(9:55)
  〜爺ケ岳登山口(10:20)
●満員御礼の扇沢駐車場
5月5日の早朝2時、扇沢駐車場
に到着する。駐車場の空地で幕営。
3時間の仮眠を取る。AM5時30分
起床。ボーダーが圧倒的に多い。
皆さん、立山へ行くようだ。
気合を入れ準備をしてから車道を歩き
爺ケ岳登山口へ移動する。
●爺ケ岳登山口
登山口の標高は1330Mかな?
今日は1300Mの登りが待っている。
写真は準備をする左から綾吉さん
沢グルメさん、天唐渓遊さん!
爺ケ岳南尾根の入口はここから80M
先にある。黄色の標識があるので
すぐ分かる。
●ジャンクションピークへ
南尾根の入口から夏道が出ていた。
お天気が良く汗が吹き出して来る。
皆さんマダマダ笑顔で余裕がある?
●八ツ見ベンチ付近
雪は少なくベンチが出ていた。
後方には針ノ木岳が見えている。
ここから上部はおおまか尾根筋に
ルートがある。雪の中、沢山の踏み跡
があるが丹念に赤布を確認して前進
する。ポイントには黄色の案内板が
あるので間違う恐れはなかった。
写真は針ノ木岳方向!
●苦しい登りを頑張る
テント山行の予定で皆さん結構な
重さのザックを担いでいる。
本格的な雪山は初体験の
山ふたすじさんだが足取りは確実だ。
下には扇沢駐車場が見えていた。
多くの下山する登山者に会う。
●爺ケ岳南峰を見上げる
ジャンクションピーク<JP>まで
苦しい登りが続いた。
JPは標高2320Mくらいで登山口
から1000Mの登りになる。
40〜50分ごと、コマメに休憩をとる。
睡眠不足の登りは何時もキツイ!
●テント場のあるJP
ジャンクションピークはテント場のよう
だ。数張り幕営の跡があった。
●夏道の出た爺ケ岳南尾根
ジャンクションピークからは傾斜の
緩い尾根道となる。
●強風の中前進する
森林限界線あたりから夏道へ移動
する。下山する登山者は尾根に
沿って雪上を下っていた。
この付近から強風が吹き荒れ出す。
前進するのが困難なほどであった。
体重の軽い女性軍には辛い登りと
なる。
●爺ケ岳南峰ピーク
PM2時過ぎ標高2650Mの南峰
の山頂に立つ。爺ケ岳登山口から
5時間30分の時間を要した。
天唐さんは今回の参加者中最重量
の体重だと思うが?
それでも歩行中、風で倒れたそうだ。
稜線上の幕営は無理かなと考える。
●鹿島槍ケ岳を見る
双耳峰の鹿島槍ケ岳の美しい姿に
皆さん感動の声をあげる。
●種池山荘へ
調子が良ければ冷池山荘を目指す
予定であったが強風が吹いており
時間も経過したので種池山荘へ
向かうことにした。
●親切な種池山荘
幕営代を支払い指定の幕営地で
テントの設営をしたが今回準備した
テントは背が高くポールが折れそうだ。
設営を諦め種池山荘に素泊りする。
偶然登山ガイドの藤原拓夫さんに会い歓談する。
沢グルメさんがガイド山行に参加した
ことがあったそうで紹介して貰う。
夜は楽しい宴会となったが
前夜の睡眠不足で早々に就寝する。
引き続き爺ケ岳南尾根〜種池山荘〜鹿島槍ケ岳<後半>をご覧下さい。