幌尻山荘〜幌尻岳〜七ツ沼カール〜戸蔦別岳<後>

●●長年憧れていた幌尻岳を紹介します●●

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戸蔦別岳から見た幌尻岳
7月9日は朝3時に起床しました。幸運にもお天気は快晴です。
戸蔦別岳からは雲ひとつない、幌尻岳の雄大な山容を思う存分楽しむことが出来ました。
又七ツ沼カールの素晴らしさを堪能させて頂きました。
●参考コースタイム
 7月9日
 七ツ沼カール幕営地(4:50)〜縦走路(5:20)(5:30)〜戸蔦別岳(6:00)(6:22)
 〜幌尻山荘への分岐(6:42)〜休(7:19)(7:30)〜休(8:00)(8:07)
 〜六ノ沢の渡渉点(8:17)〜幌尻山荘(9:13)(9:42)
 〜休(10:36)(10:45)〜最初の渡渉点(11:08)〜取水施設(11:28)(11:37)
 〜幌振橋(12:20)(12:30)〜ゲート(12:55)〜仮ゲート駐車場(13:22)
●注意事項
 戸蔦別岳から六ノ沢を経て、額平川本流から幌尻山荘へ周回するコースですが、
 登山道のグレードが、著しく低下しているとの印象です。
 目印になるテープの数は少なく、各自でルートを選定しながら進む必要があります。
 今回、テント泊で重荷のため、渓流シューズは幌尻山荘へデポしましたが、
 出来ることなら渓流シューズは持参した方が良いと思います。
 踏み跡とピンク色のテープは、大半、右岸沿いにありました。
 右岸の踏み跡は殆んど消えかかっていますので、道を失った場合は、
 渓流シューズを履いて、歩き易い場所を、ジャブジャブと歩いた方が確実かも?
 周回コースを歩かれる方は充分注意されて下さい。

戸蔦別岳からピパイロ岳&伏美岳方向を見る

↑朝焼けの七ツ沼カール

↑テント場から戸蔦別岳を見る
北海道の朝は早い。3時半には明るくなる。沼に映る朝焼けが綺麗であった。
昨夜はガスで見えなかった戸蔦別岳が綺麗に見えていた。
長年、憧れていた七ツ沼カールである。早朝、独りで周囲を散策した。

↑七ツ沼カールの雪田を横断<山は幌尻岳の肩>

↑七ツ沼カールの全景

↑縦走路へ向かう

↑縦走路から見た幌尻岳
テント場から七ツ沼カールの雪田を横断して、戸蔦別岳へ向かう縦走路へ進む。
この日はお天気が良く縦走路へ向かう登山道が確認出来た。
お天気の悪い時など注意して欲しい。上右の写真が昨日下降した雪渓になる。

↑戸蔦別岳<1959M>

↑勇壮豪快な幌尻岳
戸蔦別岳から幌尻岳には雲がないが、ピパイロ岳方向はガスで景色はイマイチだった。
雄大な幌尻岳の展望を飽きるまで眺めていた。
山頂で男性の単独者と帯広畜産大学ワンゲル3名パーティと出会った。

↑中戸蔦別岳の岩峰

↑急坂をグングンと下る
戸蔦別岳から中戸蔦別岳を目指す。20分も歩くと中戸蔦別岳の手前に分岐がある。
真っ直ぐ歩くと北戸蔦別岳へ。我々は分岐を左手へ進み幌尻山荘を目指す。
道は急激に下っているので、足元に注意しながら下山しょう。

↑額平川本流を見る

↑六ノ沢上部付近の笹原

↑六ノ沢の渡渉点

↑額平川本流を下る
中戸蔦別岳の分岐からの下山道は六ノ沢と出合う。ピンク色のテープがある。
幌尻山荘から来た場合は、このテープが目印となる。
我々は渓流シューズは幌尻山荘にデポしたので、登山靴のまま沢に入り六ノ沢を横断する。
そのまま歩き易い場所を選びながら額平川本流の出合へ下った。

↑崩壊した雪渓

↑数の少ないピンク色の目印
ピンク色のテープ、数は少ないが右岸にあった。この目印を見落とさないようにしょう。
我々は額平川本流を、3回渡渉して幌尻山荘へ戻った。
詳細なルートガイドの記載は無理なので、各自、自己責任でこのルートを歩いて欲しい。
通常の登山道コースと考え入山すると困難な状況に遭遇するかも?
幌尻山荘の手前5分の地点から、明確な登山道が現われた。
最後に額平川本流を渡渉すると幌尻山荘の裏に出る。

↑親切な幌尻山荘へ戻る

↑後方は中戸蔦別岳方向

↑取水施設で休憩する

↑林道を黙々と歩く
幌尻山荘でデポした渓流シューズを回収して仮ゲート駐車場へと下山した。
帰路、びらとり温泉で入浴してから千歳空港へ向かった。
お花の写真も沢山撮りましたが、今回はルートの紹介をメインとして割愛した。
山ふたすじさん、綾吉さん、きょんさん、沢グルメさん、楽しい山行、ありがとうございました。(^^♪
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