石堂山から樋口山を縦走する

●●南九州の静かな山を紹介します●●

九州さんらく会の5月度定期山行は、南九州の石堂山へ行くことになりました。
北九州市から西米良村は遠いので、過去、登る機会がありませんでした。
コースは、宮崎のマッキーさんお奨め、石堂山から樋口山です。
この地域、車のデポが難しいので、6合目下登山口からの往復としました。
井戸内峠から6合目下登山口まで、車で入れます。
今回、前日の白髪岳、石堂山、樋口山がニューピークとなりました。
前夜は、小川城址公園・民話の宿に宿泊、元会員のゆきさんをお迎えして、
美味しい芋焼酎を飲みながら、楽しい時間を過ごしました。
早朝、元会員の福山さんが合流、総員16名の大パーティです。(^^)♪
ここで紹介する、石堂山から樋口山の間、明確な登山道はありません。
微かな踏み跡程度です。地図を読み、歩き易い場所を選んで下さい。
●月日 2008年5月18日  ●天気 晴れ
●参加者 <敬称略>  総員16名
 山ふたすじ:のぶりん:八太郎:ヤマメ11:沢グルメ:綾吉:リフト:チャー
 YUM:山いちご:マッキー:さなえ:天唐渓遊:ミッチー:福山:山旅人
●参考コースタイム
 6合目下登山口(7:10)〜6合目(7:20)〜林道出合(8:08)(8:15)
 〜石堂山(9:08)(9:20)〜最低鞍部(10:18)
 〜樋口山(10:50)(11:40)〜最低鞍部(12:11)(12:18)
 〜休(12:47)(12:52)〜石堂山(13:06)(13:18)
 〜林道上(13:45)(13:55)〜6合目下登山口(14:30)
●参考ホームページ
 西米良村の情報はきてくりやぃ、カリコボーズの里を見て下さい。
●6合目下登山口
 西米良村の村所or小川城址公園から井戸内峠経由で登山口へ行けます。
 この日は普通乗用車で6合目下登山口まで入りました。
 井戸内峠までは問題ありませんが、ここから先の林道は、豪雨や台風が来ると、
 やばいなとの印象を持ちました。事前に調査の上、出掛けて下さい。
●カシミール地図
 歩いたコース
 

↑6合目下登山口 ↑6合目
小川城址公園から車で35分、6合目下登山口へ着く。
<6合目下登山口の名称は、便宜上、私が勝手につけたものです>
駐車場は特にないが周辺に5台程度は駐車出来る。立派な道標が立っていた。
ここから僅かな登りで6合目だ。本来の登山口である上米良から6合目まで、
2時間30分はかかるようだ。今回は10分で到着!
↑市房山を見る ↑林道出合を目指す
6合目から石堂山への登山道をあがる。左手には名峰の市房山が見えた。
自然林の快適な登山道が続く。
↑林道出合 ↑ヤマツツジ
やがて、突然、立派な林道出合に出る。知らない人は少々驚くかも?
林道を数分歩いてから、再度、登山道に入る。
↑岩場を通過する ↑名残のミツバツツジ
山頂に近づくと岩場があるが問題ない。
名残のヤマツツジやミツバツツジが少しあった。期待のアケボノツツジは、
流石に見ることは出来なかった。
↑明るい石堂山 ↑樋口山を望む
山頂への道は一本道で間違う場所などない。
石堂山は標高1547メートル、南九州の雄峰だ。
米良三山<市房山:石堂山:天包山>は、地元の方に親しまれている。
天包山は山頂にNTTの鉄塔が立っているので、すぐわかる。
しばらく休憩してから樋口山を目指した。
↑樋口山へ向かう ↑馬酔木の大群落
山と渓谷社刊、宮崎県の山<44>を見ると、
樋口山へ行き1時間40分、帰り1時間50分となっていた。
この本の執筆者、緒方優さんは元さんらくの会員である。
緒方さん、これからも新しい情報の発信をお願いします。m(__)m
石堂山から、しばらく下ると左手方向に、馬酔木<あせび>の大群落があった。
白髪岳のバイケイ草、ここの馬酔木、南九州の自然は素晴らしい。
↑縦走路1 ↑縦走路2
樋口山まで明確な登山道はない。微かな踏み跡程度だが、
樹木が少なく、見通しが良いので、晴れた日なら間違うことはないと思う。
ところどころ赤テープはあるが、標識などは皆無だ。
中間点付近の1406M峰から東にのびる、尾根には入らないようにしたい。
↑縦走路3 ↑最低鞍部
1316Mの最低鞍部を通過すると登りとなる。鞍部から樋口山まで、
距離も高度も少ないので頑張ろう。樋口山への最後の登りで、馬酔木の密生地がある。
馬酔木はミヤマキリシマと同じような感じの樹木だ。距離は100メートル位かな?
短いので巻いたりせず強引に藪漕ぎで突破しょう。
↑馬酔木の密生地 ↑展望の良い樋口山
樋口山は標高1435メートル。山頂は狭いが明るい場所であった。
この山は石堂山より豊かな原生林が残っているようだ。東から南の展望が良かった。
↑樋口山の展望 ↑休憩地点
樋口山の手前3分に細長い平頂がある。日陰になるので休憩場所に良い。
我々はここで昼食の休憩をとり、その後、今来た道を戻った。
下山して、西米良温泉・ゆた〜とで入浴してから帰北した。
ご参加の皆さん、楽しい山行、ありがとうございました。