飯豊連峰縦走 |
第5日目(7月26日・金) 標高差1620m (歩行距離 9.8km 所要タイム 9時間10分) 天狗平(405m)5時20分→7時50分湯沢峰8時13分→10時25分梶川峰(1692m) 10時49分 →11時41分梶川尾根分れ(扇の地紙) (1880m)→12時12分門内岳(1887m)12時47分→ 14時01分北股岳(2025m)14時10分→14時30分梅花皮小屋(1800m) |
飯豊は豪雪の山である。降り積もった雪は雪崩となって沢を埋め、豊かな水が深い谷を削る。華やかなお花畑を伴って主稜は長く連なり、山腹をブナ林が覆う。熊狩りの猟師がナメ棒を持ち、峰々を奔放に駆け、ピッケルとザックを背負った登山者が行き交う。(エリアマップ飯豊山の紹介文から引用) 飯豊連峰の主峰の飯豊山は、通称本山とよばれる信仰の山だ。 今回の縦走は朝日連峰を歩いた後で飯豊山を縦走するということで、左の概念図の通りのコースを歩いた。 民宿越後屋さんには、登山口への送りや、マイカーの川入りへの回送など、いろいろと便宜を図って頂きました。 また、ご主人は「またぎ」だそうで、私たちが到着した日も、夜中の1時から梶川尾根を登り、石転び沢を降りてこられたそうで、最新のコース情報を教えていただき大変感謝しています。<(_ _)> |
|
飯豊山荘の先に広い駐車場があり、その横には登山者カード記載書があるので、ここで登山届けをすませる。 |
|
最初の取り付きから湯沢峰までブナ林の急登が続いた。 |
|
途中飯豊山が望めた。 | |
急坂を進み、倒木に苔むす森を抜けると、滝見場への分岐に出る。ここを30mほど下った滝見場からは、正面に雪渓が残る石転び沢、そして左手に迫力のある梅花皮滝を見ることが出来る。 | |
梅花皮滝 | |
途中、五郎清水の水場は標識に従って右手に50mほど急傾斜を降りなければならない。手がちぎれるほど清冽な湧き水で渇いた咽喉を充分に満たして行く。 途中雪渓があり、ここで、雪渓に下りて、綺麗なところを掘り出して食べたり、顔につけたり遊んでいく。(^^♪ |
|
尾根伝いの道で、一本の大きなダケカンバを越えたところから植生が一変し灌木帯となる。ここからは展望も開け右側から丸森尾根、左側からは北股岳が迫ってくるので、着実に高度を稼いでいることが判る。梶川峰ではいくつか小さな池溏も見ることができ、ここで腹ごしらえをした。 |
|
タカネマツムシソウのお花畑が広がるケルンを過ぎれば傾斜も緩やかになり、自然と足取りも軽やかに?なる。広場となっている扇の地紙に出れば、ここで地神山からの道とも合流し、さらには新潟県側も眺望できる。 | |
チングルマの大群落 | |
キスゲも咲いている | |
大石山方面 | |
北股岳への道を目指して左手に進むが、ここからは快適な稜線歩きとなる。門内岳にかけては道が二段になっているが、一段高い西側の道が良く歩かれている。ほどなく石柱がある胎内山の山頂を過ぎる。少し下り窪地のテント場と門内小屋の前を通る。この小屋の先からは50mほど登ったところに門内岳があり、山頂には社も建っている。 | |
門内小屋を後にする。 | |
門内岳から下りになり、ギルダ原へと進むが、大海原に身を置くようである。細長いギルダの池から振り返れば、登りに汗した梶川尾根を見ることが出来る。 | |
涼風の稜線から左手に石転び沢が見え出せば、北股岳への登りとなる。広場となっている山頂からの展望は雄大で、梅花皮岳、烏帽子岳の奥には主峰飯豊山、目を西側に転じれば、なだらかな大日岳望むことが出来る。 | |
梅花皮小屋と梅花皮岳・烏帽子岳が見えてくる。 梅花皮小屋はこの北股岳と梅花皮岳の鞍部に見えていて、下りで、あと少しの距離だ。小屋は石転び沢を登りきった所にある。小屋から南に100mほどの所には水場がある。 |
|
梅花皮小屋は北股岳と梅花皮岳の鞍部に見えていて、下りで、あと少しの距離だ。小屋は石転び沢を登りきった所にある。小屋から南に100mほどの所には水場がある。水量も豊富で非常に冷たい。 小屋は1999年に改築され水洗トイレで快適だった。 |
|
北股岳を振り返る。 |