第5日目(7月25日・水)   (歩行距離 10.2km  所要タイム 8時間13分)
百間洞山の家(05:05)〜新道経由〜(06:03)大沢岳と中盛丸山の鞍部〜(06:20)中盛丸山(2,807m) 〜(07:03)小兎岳(2,738m) (07:13)〜(07:50)兎岳(2,818m) (08:02)〜(08:33)最低鞍部〜(10:16)聖岳(3,013m) (10:36)〜(10:58)奥聖岳(2,982m) (11:00)〜(11:16)聖岳(11:20)〜(12:14)小聖岳(2,682m)〜(12:59)
薊畑分岐(2,314m)〜 (13:18)聖平小屋(2,300m)
中盛丸山の登り、後方は大沢岳 今日の山ふたすじは少し体調も戻ったようだが、ユックリ歩こうということで、花を撮影しながら出発した。
 百間洞山の家から大沢岳や旧山の家跡方面を経由せず、中盛丸山に登る近道ルートが98〜99年にかけて整備されて、これにより百間洞山の家から中盛丸山・大沢岳の鞍部までの所要時間が短縮され従来ルートの約半分になっている。
 砂礫の斜面を登り中盛丸山に着く。ハイマツに覆われた山頂は岩礫の小広場で360度の展望が得られる。南に下る道は岩稜の尾根道とハイマツ帯を通る道の2コースがあるが、安全なハイマツ帯を通り小兎岳へ。砂礫の斜面をジグザクに登った兎岳からは聖岳が大きく見え、またここから見る赤石岳は最も形よく見える。避難小屋を横に見て岩稜のヤセ尾根を一旦下り、聖兎のコルへ。ここから急登を登ると岩礫の緩やかな聖岳山頂に着く。最南の3000m峰からは何もさえぎるものがなく、360度の展望が思いのままであった。
兎岳山頂で













   聖岳の急登を行く
聖岳の急登を登る山ふたすじ
聖岳山頂で
 今日は、聖平小屋迄で時間も余裕があるので、奥聖岳(2,982m)まで足を伸ばす。7月下旬まで残雪がある鞍部まで下ればチングルマ等の可憐な花が迎えてくれると云うことだったが、思ったより花は少なかった。








  聖岳からのガレた下り
聖岳からの下り


  山頂に戻って砂礫の大斜面を下って、ヤセ尾根を行き小聖岳に着く。振り返ると白茶けた斜面が大きく見え、左に黒い絶壁と左奥に兎岳が大きい。ダケカンバの林を下り、シラビソの樹林を抜ければ、マルバダケブキやトリカブト(開花には少し早かった)のお花畑となり、薊畑の分岐点に着く。ここからお花畑の中を下り聖平に着く。左に道をとり数分で聖平小屋に着いた。
今日迄の疲れ具合から明日は椹島に下山しようかと話し合っていたが、夕食時に、山小屋で一緒になった人達からもすすめられ、折角の機会でもあり、明日も予定通り歩くことに決定する。
聖岳から光岳方面の展望
            聖岳から明日歩く上河内岳・茶臼岳・易老岳・光岳方面の展望

聖平小屋

聖平小屋