傾山・祖母山大縦走(2001年8月)

大分県南部の祖母・傾山地の西に位置する祖母山は、大分・宮崎・熊本の三県にまたがる盟主として、傾山は大分県南部と宮崎県との境にまたがる稜線中の名峰である。そして、この間の主稜線をたどるコースは、景観も起伏も変化に富んでおり、九折越小屋から祖母山へと続く約19qは、実登1390mもあり、は九州の山好きの人なら一度は歩きたいルートと昔から云われている。
 このコースを、何時か歩いて見たいとは思っていたが、山ふたすじが一度是非歩いておかないと・・・・言いだして、急遽歩くことを計画した。
 昨年、黒金尾根から祖母山に登り障子岩尾根を上畑まで歩いているので、今回の縦走で2回に分けてであるが祖母・傾山の完全縦走が完了したことになった。\(^o^)/
祖母傾概念図 
駐車場
  九折登山口駐車場には立派なトイレもあった

 このコースは祖母山9合目小屋の管理人さんが発行される「祖母傾最新情報」に、健脚向/実登=実際登る高さ1380mとして紹介されているコースです。
第1日目(8月24日・金)晴れ
 自宅をマイカーで5時に出発し、野峠を通り、玖珠ICから高速に乗り大分自動車道の由布院ICで降りて、湯平を経由し上畑の傾山登山口である九折登山口に8時54分に到着する。
ここで身支度をして登山届の手続き等を済ませ、登山開始した。

参考コースタイム
(山行中のコースタイムは、風景や花の写真などを撮影しながらノンビリと歩いたもので参考記録です)

九折登山口9時18分→9時49分観音滝→10時18分休憩10時28分→11時40分三つ尾→12時02分坊主コースとの分岐12時22分→12時45分水場12時50分→13時39分五葉塚13時44分→14時14分傾山14時45分→15時55分九折越小屋
  (歩行距離 8q 所要タイム 6時間37分)

    イワタバコが少し未だ残っていた

 傾山は祖母山と高さこそ150m低いものの、祖母山と対峙するように西側に大きく突き立てる岩峰群等もありどっしりしていて、登りでのある山である。

 出発地点は標高350m廃坑の排水タンクの横で鋼製の橋を排水溝に沿って登る。しばらくいくと九折川本流を渡り、左の山腹に取り付いたらZ状のつけられた登路を登ると観音滝が望める尾根に出る。途中に滑りやすく、落ちたらそのまま行ってしまいそうな所もあり注意をして通過した。

観音滝

       途中から見る坊主岩付近

水場から急登を登ると坊主登山道と五葉塚で合流して間もなく山頂に到着する。
 坊主登山道の分岐点から、水場コースに向かう。
このコースは分岐以後が荒れて判然としないところもあったが、丹念にテープを辿って進んで行った。

  水場にはタマガワホトトギスが咲いていた。

             傾山山頂

傾山・祖母山ではいたる所でシコクママコナが見られる

傾山山頂からの明日歩く笠松山・本谷山方面

シュロソウ?

ノギラン

ツチアケビ

               ナナカマド                       九折越小屋