北アルプス北部は、13年前に歩いたことがあります。その後、ひとすじは5年位前から膝痛が出るようになり、山歩きを減少させていたため、山ふたすじだけが後立山を5年前に歩きました。 しかし、5年前は台風の影響を受けて計画を完遂することが出来ませんでした。更にそのときのデジカメ画像を、ひとすじがミスして消失させてしまい記録が残っていません。 又その前のときは、普通のフィルムカメラでしたが、八方尾根の画像がミス(撮影済みのフィルムに二重撮影)をしてこれまた画像が残っていません。(-_-;) そして昨年、膝痛が少し緩和されたひとすじが6年ぶりに遠征に復帰して、リベンジ歩きを計画チャレンジしました。しかし、昨年の夏は何時梅雨が明けたか判らない様な天候で7月下旬には大雨も降ってスッキリしない天候続きでした。 結局、種池山荘~針の木小屋~扇沢は割愛して下山しました。 今年は昨年歩き残した、種池山荘~針の木小屋間に加えて、針の木小屋~船窪小屋~七倉を追加しての縦走を計画しました。 今回のコースは、後立山連峰南部の山域にあり、黒部峡谷ごしの劔岳は北アルプスを代表する景観の一つと言われて、後立山連峰の中でも最も登山者が少ない山域とも言われています。 以下山行のレポートです。 ◎山行中のコースタイムは、花の写真などを撮影しながら歩いたもので参考記録です。 |
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今回歩いたコースの断面図です。 |
第1日目(7月19日・月) 移動日 | |
引野口21:50 夜行バス(どんたく号)で、名古屋に向けて出発しました。 | |
第2日目(7月20日・火) (4.6㎞ 歩行4時間) 07:50(名古屋バスセンター着) 予定ではJRへの乗り継ぎが10分しかなく心配していましたが、予定より20分早く到着し乗り継ぎに余裕が出来良かった。 名古屋08:00→(ワイドビュー)しなの3号→09:54塩尻10:15→あずさ3号→11:01信濃大町 ここから路線バスで扇沢バスターミナルに向かいました。 扇沢バスターミナル(1420m)12:10→16:10種池山荘(2450m) |
夏の最盛期には登山口に登山届け提出の登山相談所も開設されます。 今回は相談所に人がいなくて、テントの先の登山届けのポストに「登山届」入れて、柏原新道へ入りました。 |
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秋にはさぞ美しいモミジが見られると思われる樹林帯を通り、八ツ見ベンチへ出ました。 ここからは天気良ければ八ヶ岳が遠くに見えるそうですが、今回は視界が悪く見えませんでした。 扇沢出合から約45分。 |
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八ツ見ベンチから約30分でケルンに到着へ。 | |
扇沢のぞき からは扇沢駅周辺や針ノ木大雪渓、針ノ木岳が真正面に見える所ですが、山の方は今回は視界が悪く、はっきり見えませんでした。 ケルンから約25分。 |
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扇沢駅 | |
明日歩く、岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳等はガスの中に隠れて姿が見えませんでした。 | |
今では足元の一枚岩もあまり目立たなくなっています。 この付近が柏原新道のほぼ中間点だそうです。 |
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大きな岩が敷かれたように並んだ石畳は、総延長400m位あるそうです。 ここから種池山荘がチラチラ見えるそうですが、今回は見えませんでした。 |
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石畳 を抜けて水平道 に到着。ほぼ水平の150m。 扇沢のぞき~水平道は、歩行時間約40分。 |
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水平道 を抜けると水平岬。 柏原新道では新道が尾根と交差する地点を「岬」(ざき)と呼ぶそうです。 |
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水平岬 からは爺ヶ岳南西斜面を弧を描くように大きく回りこみます。この付近を大廻り と言うそうです。 | |
大廻りの中ほどには、自然石を並べた石ベンチがあります。 水平道~石ベンチの歩行時間は約 10分。 |
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下から登って来ると最初のガレた斜面 です。 「ガラバ」の中間尾根を抜け、落石に注意して奥の沢へ向かう。 |
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奥の雪渓を通過すると、ぐるっと半周するようにして小尾根を巻き富士見坂 へ向かいます。 石ベンチ~「ガラバ」の歩行時間は約30分。 |
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「ガラバ」を過ぎ登っていくと富士見坂です。 天気が良ければ、富士山や南アルプスが見えるそうですが、この日は見えませんでした。 種池山荘下部は石を敷き詰めた石畳の段々が続き、通称「鉄砲坂」 と呼び最後の胸突き八丁です。 |
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ラスト150m。枕木の段々が現れればすぐそこが種池山荘です。 チングルマやコバイケイソウの大群落がありますが、今年は雪が多かった性か、未だ花が少ないように感じました。 「ガラバ」~種池山荘の歩行時間は約35分。 |